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長崎ちゃんぽん淀川 明石ツーリング with ボッテキア [touring]

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職場の娘から以前からうわさは聞いていた。



ちょっと変わった中華屋さん。

覗きに行ってきた。





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この店の変わっているところはというと・・・

こうやってみると普通に建っているようだが・・・





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実際は土地の傾斜に沿って傾いて建っているのである。

というか建てた後に傾いたのかもしれない。

赤いのれんの左端のラインがいわゆる垂直と見ればその傾き加減がよくわかる。





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正面だけが傾いているのではなく

背面も後ろへ傾いている。





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見た目はバラック小屋のようだが店は大繁盛。

カウンターも2つのテーブルも満員。

しばらく待つことにした。





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目の前は21号線(旧神明)で車・車・車。

神戸市西区は伊川谷にある。





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中をよく見てみると柱はかなりの年期が入っており油でテッカテカに光っている。

この屋台的な雰囲気に心ひかれるものがある。





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この窓を見たら傾き加減がわかるだろう。

当然のごとく窓はきちんと閉まらない。





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倒れないように丸太が太い針金で固定されている。

”3匹の子豚”に出てくる長男坊と次男坊の家を足して2で割ったような店構えである。





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ここは「本場・長崎ちゃんぽん・淀川」。

メニューはいろいろとあったがオーダーはもちろん”ちゃんぽん”

すごいボリューム。

具材が麺より2倍量。



「うまい!」



”塩甘濃さ”がちょうどいい!





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この空間・・・

不思議である。

なんかタイムスリップした気分になる。

しばしの間くつろぐことに。





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「木曜定休日」

木曜日に来なくてよかった。

また定休日男になるところだった。





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職人という感じだが気さくなご主人。

笑顔がステキな奥さん。

話を聞くとここでの営業は38年目になるとのこと。





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後ろは崖。

横には高層マンション。

前には交通量の多い道路。



そんな中にちょこんと居座っているこのお店。

吹けば飛ぶようなこの小さいお店。



建物は傾いているが、経営は決して傾いていないようである。





ギスギスしていない、落ち着いた感じのいいお店だった。






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EMERALD GREEN 岡山 牛窓ツーリング with サーリークロスチェック [touring]

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一度はどこかで見たことがあるだろう。



この缶コーヒー。

今日はこの缶と同じ色を探しに行った。





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以前牛窓へ行く際にチラッと見えた、エメラルドグリーン。





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その色は私の脳裏に強烈に焼きついていた。





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秋は山へが定番だが

私はその色を求めて探検をしに出向く。





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岡山はブルーライン。

長谷上池・長谷下池。

位置からするとこのどちらかのはずだ。

まずは長谷上池へ。

この色ではない。





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この土手の奥は道が左右二つに分かれていた。





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まずは左の道へ。





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地図でいろいろ調べたものの道という道はどこにも書いていない。





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未知の世界。





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日のあたらない場所。





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どんどん上がっていく。





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おそらく誰一人自転車で踏み入ったことのない場所であろう。





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終わりはあるのか・・・





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ここまでが限界。



引き返すことに・・・





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下りといえどもこのコンディション。





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一つ間違うとアウトである。





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慎重に・・・





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慎重に下っていく。





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ここはまさに湿地帯。





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今度は右の道を奥へ進む。





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この方角は長谷下池の方角だ。





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出れるのか?



んんん・・・ここが限界。

引き返そう。

ブルーラインに戻り長谷下池へ向かう。

ダンプがガンガン走っている。

かすかにそれらしきものが見えてきた。

やっぱり・・・

これか・・・

こっちだったか・・・





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これだ。





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ブルーラインから見下ろす長谷下池。





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間違いない。





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この色だ。



これぞまさにEMERALD GREEN。



長谷上池が青なら長谷下池は緑。

透明度も長谷下池の方が高い。





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なぜこのような鮮やかな色を発するのか?





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もっとこの池を散策したかった。

向こう岸に渡ってみたい。

どんな色に見えるのか?

そこには何があるのか?

だがこちらからは進入禁止になっている。

長谷上池に戻り、行き止まりだったその先を行けば対岸に出そうだった。

こういうこともあろうと熊の出没に備え、熊よけ用に、ちっこい犬の鈴(これは子供の熊用)とサルの鈴(これは大人の熊用)を下げてきた。(ふざけすぎにも程がある)

”熊をなめたらあきませんよ~~~!”

どこからか誰かの声がした。(苦笑)



熊と鈴=相性悪い=犬と猿!(爆沈)



熊鈴は最近、BEAR BELL とオシャレに呼ぶ人も多いらしい。(とTさんのブログに書いてあった)





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残念ながら探検を終えることに。。。



おいっ、これでおしまいか???





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日生へ向かう。

「五味の市へ」

でかいガッチョだなー・・・よくよくみると全長60cm、幅20cmほどのマゴチだった。





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さすがカキの本場。

ソフトクリームにもカキフライを刺す豪快さ。

うまいのかな~?





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周りをポタった。





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「みなとがみえるおか~~~♪」ならぬ「みなとのみえる公園」

そのまんまの名前。

幸せなカップルが鳴らすベル。

でも”早朝や深夜はご遠慮下さいね”・・・と書いてあった。



結構、ご近所迷惑の鐘のようだ。





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日生の島々が一望できるいいところだった。





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日生の町並み。





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お昼は「ほり」さんの”カキオコ”と決めていた。

”カキオコ”とはカキのお好み焼きのこと。

今や日生名物となっているらしい。





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プリップリのカキが山盛り。

焼いても焼いても不思議と小さくならない。

それだけ大きく肉厚だからだ。





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壁にはいろんな芸能人の写真が。

ギャル曽根も。

「さぞかしたくさん食べたんでしょうね~」

”いいえ。大盛り3枚だけでした。

でもここに来る前に、神戸は元町で中華を食いあさり、

お土産のカキオコ10枚渡したうちの7枚を移動中に食べ、

その後、尾道ラーメンの取材されたみたいです・・・1日で・・・”



「どんだけ~」





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「カキオコ」うまい!

クリーミー!

ビールが飲みたい!

でも”のんだらのれん”

これGoodだ。

家にぶら下げときたい。





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さー日生の次は北へ向かい備前焼の作陶風景や閑谷学校をめぐる予定にしていた。

しかしやはりこのままでは帰れない。

あのエメラルドグリーンの長谷下池の向う岸に行ってみたい。

”あそこは行っとかなあかんでしょう”

またどこからか誰かの声が聞こえた。





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長谷上池の土手から長谷下池の奥を目指す。

こうなりゃ意地でも行ってやる。

というか今日は探検に来たのである。





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先の見えない、未知の世界へ進んでいくのが探検であって・・・





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このまま帰って、いったい何しに来たのか?





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顔はクモの巣だらけに・・・

遅れて生まれてきた小さい蚊がわんさか・・・





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こんなところにライフル銃の薬きょうが・・・

熊がいるのか・・・(汗)

来るなら来い・・・(冷汗)

来ないならとっとと帰れ・・・(強気)

”特殊撃退鈴”の効果大か・・・(笑)





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やっと出た。





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ここは火星か?





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宇宙人はいずこや?





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透明なきれいな水。

先の方の深いところはかすかにエメラルドグリーンに見えるが、





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近くは真っ黒な底が見える。

でも水は透明。






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これっていったいどういう現象なんだろう。

山の色の映りではなさそうだ。

いったいなんなんだ。





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謎は解明されないまま帰路へ。

油断したら谷底へ。





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階段しょって・・・

さー帰ろう。





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紅葉はもうちょっとかな。。。





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帰宅と同時にビールを一杯。

「どこか家の中に備前焼はなかった?」

”湯飲みならあるけど・・・”

「なんでもいいや」



余韻にひたりながらの一杯。



「プハーッ」



「うまいっ!!!」



備前焼の表面のザラザラが泡を細かくしてるようでいつもより泡の口当たりがいい気がする。

備前焼のビアグラスはパーキングでも売っていた。

買うなら本場で買おう!と結局買わなかったが・・・





やっぱり買っといたらよかった。。。(カクッ)





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トトロの猫バスの停留所 香川 直島ツーリング [touring]

トトロに会いにネコバスの停留所のある岡山香川の直島までポタリング。

ネコバスはいったいいつになったら来るのだろう。


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いきなりの得意のオオボケ。
直島は香川県であった。。。ことをたった今知った。
距離的には岡山の方が近いようだが・・・

瀬戸内の島々で行なわれている「瀬戸内国際芸術祭2010」を見に行った。
この10月末で終了する。

岡山の宇野港を車でめざす。
頭の中や標識を見ながら”宇野港””宇野港”と何度も確認しながら。。。
(ナビは適当な道を教えるから基本信用しない)

2時間かけて港に着いた。
カーフェリー、小型船があり自転車を持ち込めるのはカーフェリーのみ。
到着港も島の東側や西側に別れていたり・・・

そこでまたまた得意のオオボケを。

ここまで何回も”宇野港”とつぶやいてきたもんだからついつい
「宇野港まで往復でカーフェリーで」
”えっ”とチケット売り場の女の方。(半分、顔が笑っている)
”ここが宇野港ですけど。。。”

(あっ。しまった。やってしまった。)
「え~どこでしたかね~・・・そうでした。失礼。直島のえ~っと宮浦港まで往復で、自転車持込みで。
(つゆだくで、もとい、汗だくで)」
”はいっ、○○円になります”
「どうもどうも!」

フェリーへの乗船は既に始まっている。
この場を去るように飛び出して急いで自転車をぐいっと踏み込むと・・・

ガラガラガラガラ・・・ボキッ

ワイヤーロックを外すのを忘れていた。。。

ホイールのスポークは無事だったが、なんとカギの金具部分が折れて使い物にならなくなってしまった。
安物のカギのおかげででホイールが事なきを得たということだ。(ここはポジティブに)
2度あるボケは3度あるという。

あとはもう大丈夫。
楽しい1日になりそうだ・・・(爆)


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たいへんなにぎわい様。
しかも外人さんが非常に多く、小型船の方もかなりの外人さんが乗っていた。


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あとはほとんど学生さんらしき人達ばっかり。



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あっという間の20分で直島は宮浦港に到着。


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いきなり出迎えてくれたのは・・・


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真っ赤な大きなドテかぼちゃ。
これもちゃんとしたオブジェである。


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まずは”007「赤い刺青の男」記念館”へ。
直島が映画の題材になったようである。
撮影を誘致したが名前だけ使われて、実際の映画は直島と似たような所で撮影されたらしい。


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映画のポスターがたくさん貼ってあった。
あとはボンドカーのミニチュアなどなど・・・
思っていたよりこじんまりした記念館だった。


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近隣をポタッた後「ネコバスのていりゅう所」へ向かう。
途中巨大なゴミ箱が。
高さ4m程あるだろうか。
なんかワクワクしてくる。


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「ネコバスのていりゅう所」は島を縦断する峠のてっぺんにある。


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ここがこの島のメイン会場である「ベネッセハウス」
宿泊施設を併設した現代美術館である。
”地中美術館”というものがあるようだが「値段だけ高くて”なんじゃ?”」という評価を見ていたので今回はパスすることに。


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エリアマップにはかなりきついと書いてあったが・・・
たかをくくっていた。
むちゃくちゃきつい。

トトロに会う為にはきびしい道のりが待っていた。


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突然、バス停が現れた。
ここは隠れた名所である。


「ネコバスのていりゅう所」

「じこく表」

「いつでもネコバスくるよ」



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いかにも現れそうな雰囲気。
しばらく待っていた。
待てど暮らせど通り過ぎるのは普通のマイクロバス。

バスの中の人は
「この人ここで何してるんだろう?」
と思っていたに違いない。
そして「ネコバスのていりゅう所」という看板を通り過ぎる瞬間、「あっ」という顔をする。

”ハハハ。どんなもんだい”

横にはこの「ネコバスのていりゅう所」を見るためのちゃんとしたバス停があるのである。
しかも高台からの眺めも最高の場所なのである。


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トトロは大人には見えない。

でもいくつになっても子供の私には見えると信じて思っていたつもりのはずであったような感じを持ちながらもしかしたらと期待しながらあれやこれやと・・・

もういいか(笑)

「さよならトトロ!また会う日まで~~~♪」

先を急ごう。
あとは下るだけ。
楽チン!


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下った先で出迎えてくれたのは・・・


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黄色いドテかぼちゃ。
そういえば世はハロウィンのオレンジのかぼちゃでにぎわっている。
最初見た赤いかぼちゃとこの黄色いかぼちゃを合わせたらオレンジ色のかぼちゃになる。


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こうやって手の上で転がしてみたい・・・
何を?
ブランデーに決まっているだろう。。。???


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直島銭湯「I[ハート]湯」


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和と洋のタイルのコラボ。


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実際に入浴できる美術施設である。


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軽くランチタイム。
レンタサイクルであふれかえっている。


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さーここからが本番である。
古い家並みが残る本村地区で古民家などを改修し、アーティストが家の空間そのものを作品化した

「家プロジェクト」

というのを見て回るのである。
チケットは既に購入済み。

家プロジェクトvol.1「はいしゃ」
かつて歯科医院兼住居であった建物をまるごと作品化したもの。


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その横に、おっと初の自前バイクに遭遇。
「GIOS AIRONE」
ジオスブルーはやはり美しい。
次のロードを買う時が来るとしたら「SESSANTA」がいい!
カンパを一度でいいから触ってみたい。


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この家プロジェクトの企画。
たいへん面白いのだが残念ながら内装の撮影が禁止されている。

「はいしゃ」の中には巨大な自由の女神の上半身のオブジェがあった。
トリッキーな楽しい建物である。


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カフェ「nyaosima」
島にはなぜか猫が多い。
魚が多いから?
ここは猫と一緒にお茶できるカフェである。


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ポカポカ陽気のお昼寝タイム。
あちこちの猫がかわいいモデルになる。


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家プロジェクトvol.2「角屋」
それはもうすごい内装で、床には水がはってあり、水中で様々のいろのLEDが点滅する。
壁には滝が流れているような錯覚をおぼえた。


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家プロジェクトもいいがお店や普通の民家がちょっとおしゃれなのれんを下げているだけでそれはりっぱなアートとなっている。

ここは「丸亀うちわ屋」さん。


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島ぐるみでアートと化している。

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女の子が思いっきりシャボン玉を吹いている。
小さいきれいなたくさんのシャボン玉が空に舞う。
「こんにちは。写真を撮らせてもらっていいですか?」
”どうぞどうぞ”
女の子が構える。
”○○ちゃん、写真撮ってくれるそうだから大きいのを作ってごらん”

シャボン玉はどんどんどんどん大きく大きくなっていく。
いつ空に舞うのか。。。
どこまで大きくなるのか。。。

と思った瞬間・・・パチッと消えてしまった。
女の子は首を横にカクッっとかしげる。

「ありがとう。大きいのができたね。。。どうもありがとうございました。失礼します。」
”いえいえ”
(ごめんね。ちょっと緊張させちゃったね。小さいのでよかったんだよ。)


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家プロジェクトvol.3「碁会所」
島の人々が碁を打ちに集まっていた場所である。
畳の上に椿の花がちりばめられた落ち着いた空間だった。


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島で一番人気のカフェ「まるや」さん。
お店は超満員。
ライブやいろんなイベントを行なっている。


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表の朽ち果てた自転車も看板を載せて現役で活躍中。


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家プロジェクトvol.4「南寺」
中に劇場のようなものがあるようだ。
ここは見なかった。
というか見れなかった。


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あまりの人気で整理券を配っていたようだ。
何時何分入館という整理券を持っている人だけが中に入ることが出来る。
残念。


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見たかったな~~~。。。


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気を取り直して楽しみにしていた「よいち座」へ。
空き缶やいろんなフタで作った人形を展示・販売している。
表に並んでいた空き缶君達。


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ビールの空き缶のフタをとったら、2個のポッチが目となり、大きな口を開けて歌っている。
中にはもっと楽しいものが・・・
オーケストラの楽団を組んでいた。
「かわいいですね!」
”かわいいでしょう。。。でも中では写真は撮らないで下さいね。”

たかが空き缶、されど空き缶。
りっぱなアート作品なのである。
肖像権は厳しい。


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最後の5軒目の家プロジェクトに向かう。

その時であった。
何か事件でもあったようだ。
仁王立ちした警察官が海を見つめている。
たまに覗き込んでいる。
事情聴取しているようにも見える。

早速近くに寄ってみる。

何かが浮かんでいるのか・・・
いったいそれは何なのか?
そう思ったと同時に引き上げられた。

それは横のおじさんが釣り上げた小さいイワシだった。

いい加減にしてくれよ。
しかもポリさんこんな所でさぼってないで・・・
というかこんなのどかな島でポリさんの出番はあるのかな?


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家プロジェクトvol.5「護王神社」
小高い丘の上にある。
外人さんのカップルとすれ違う。
「ハロー」
”コニチワ”
「マダトオイデスカ」
”チカクデアリマス”
「サンキュー」
”グッバイ”
「グッドバイバイ」
どっちがどっちかよくわからない会話である。

江戸時代からまつられている護王神社を改築したものである。
地下の石室というものと地上の本殿がガラスの階段で結ばれていているらしい。
ロープが張ってあり覗き込むことが出来ない。


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地下の入口には長蛇の列が。
トホホ。


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地下からガラスの階段越しに差し込む自然の光をこの目で見たかった。
いったいどんな構造になっているのだろう。
残念。


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日も傾いてきた。
オープンガレージカフェ「maimai」でティータイム。
恥ずかしすぎるテーブルに一人。

ここちよいBGMが流れている。
これってもしかして・・・
やっぱりそうだった。

「ジャック・ジョンソンですね」
”そうです”
「いいですよね」
”落ち着きますね”


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JACK JOHNSONはハワイ生まれ、ハワイ育ちのサーファー&シンガー。
高校生の時にプロ契約を果たすなどトップ・サーファーとして順調にステップ・アップしていたが、17歳の時に頭部を100針も縫う大怪我を負ってしまう。
その療養中に母親からギターをもらったことがきっかけで西海岸の大学で映像の勉強をし、バンド活動に熱中。
2002年以降大ブレークを果たす。

ジャック・ジョンソンはご近所さんに教えてもらった。
自転車に乗る時、車の中で、部屋で聞いていた。
いろんな楽しい思い出が走馬灯のように駆け巡る。

ずっとここで聞いていたかった。
ずっとこの空間にいたかった。


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帰路のフェリーでまた見かけた。
この子は一人旅をしていた。
バスでの移動だったようだが行く先々で何回もすれ違った。

君は今、何を見つめているのかい?
君は今、何を考えているのかい?
君の明日は、いったい何がまっているのかい?


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本土に帰ってきた。
またなにか変なものが待ち構えていた。


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浜辺に流されてきた廃材を利用したものかと思っていたがどうやらそうではないようだ。
直島はエコアイランドとも言われており廃棄物について新たなリサイクルシステムを構築する環境産業を育成しているとのこと。


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まさにその象徴ともいえるのがこのオブジェである。
ゴミでも鮮やかな色を使いりっぱにアートしている。
(磯でグレを狙っていたら釣れてしまうアイゴにそっくりだ)


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「船のオブジェ」

まるでおもちゃ箱をひっくりかえしたような、楽しかった直島。


ありがとう。


芸術の秋を堪能できた楽しい1日であった。


明日からどの方角へかじをとろうか?


今まで通り・・・


自分の思うがままに・・・


自分のままで・・・


「ようそろーーーっ」







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室津ツーリング with サーリークロスチェック/ホテル シーショア・リゾート/姫路 [touring]

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梅雨入り間近。

今日しかない。

r250で姫路~七曲り~万葉岬をめざす。

暑い暑い1日。





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七曲りの名前の由来は?

7回の曲がりがあるというよりは7つのアップダウンがあるという感じ?

surlyのステムを長いものに交換した。

これでBottecchiaとほぼ同じポジションに。





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七曲りならぬ”へそまがり”の私は人があまり走らないところを走りたいと思っている。

ロード2台とすれ違った。

結構、走っているんだ。

この道はどう考えてもバイクや車が楽しむ道だ。





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思っていたよりきつくはない。

しかしさすがに最後の岬へ上がるこの坂はきつかった。





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頂上からの眺めは最高!





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この先にも絶景ポイントがあるようだが・・・

急勾配で無理。





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真夏の日差し。

しかし最高のここち。

しばしの間、陶酔する。





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室津の町並みへ。





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きれいに町おこしされており観光バスが。。。

この人盛り。





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いかにも漁村にありがちな細い路地。





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絵になる空間。

不思議な空間。

天然のスポットライト。





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いろんな建物が大切に保存されている。

いい感じだな~と思う所はほとんど入館料がいる。

写真だけ撮らせてもらうことに。





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本日の一押しはこのポイント。



シャッターを何回切ったことか。



どれも捨てがたい。



3枚だけ残しておこう。





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ボチボチお腹が空いてきた。





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「堀市」へ。

絶景を見ながらのランチ。

なんとぜいたくなことか。

活魚介類を生きたまま買い取りその場でバーベキューで食べることが出来る。





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でかいチヌが1匹いる・・・50cmオーバーだ!

年なしだ!

よくよくみると”こぶ鯛”だった。。。(苦笑)





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さすがに一人でバーベキューはなしかな?

今度家族で食べに来よう!

穴子丼をオーダー。

もちろん「ま・い・う~!!!」

近くに真新しい御津の「道の駅」というのもある。

活気に満ちている。





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さーボチボチ帰路へ。





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途中思い出のある「ホテル シーショア・リゾート」でティータイム。





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目の前は新舞子浜。

ホテルでは干潟の写真展が行なわれていた。

カメラマンの為の休憩プランもあるこのホテル。

干潟が朝夕織り成す姿はまさにアートである。

信じられない美しい曲線美の写真ばかりが並んでいた。





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かみさんと2人だけで。。。

子供と一緒にプールで遊びに。。。

たびたび寄せてもらったこのホテル。

ちょっとしたリゾート気分を味わえる隠れ家的なホテルである。





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暑い暑い1日だった。

レーコーが身にしみる。

黒豆タルトの甘さが体にやさしかった。





梅雨入り直前のさわやかなツーリングだった。





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”虎の穴と猫の穴” 多可郡ツーリング with サーリークロスチェック [touring]

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たんぽぽさん主催のサイクリングに参加させていただいた。

総勢11名で多可郡の「古時計」さんを目指した。

私はサーリークロスチェックで参加。他の皆さんはロードバイク。

私にとってはまさに虎の穴と予測できていた過酷なツーリング。

それと同時に猫の穴とも言える、皆さんの優しい気配りの中で走らせてもらった。

120Kmの距離を食事の1時間をはさみほぼノンストップで6時間半で走ったきたのである。



この数値は私にとっては想像を絶するほど驚愕の数値である。





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これぞまさに加古川サイクリングショー
TOMMASINI



外気温は0℃。

風強し。

まさに過酷な条件。

ロードの方々とツーリングするのは今回が初めてである。

片道65Kmの加美町の「古時計」さんを目指して。黒田牛で作ったおいしいハンバーグを目指して。





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LOOK


皆さんの防寒装備は完璧である。

その中で1人、登山にでも行きそうな格好で参加。





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bmc


今回は途中経過の画像はほとんどない。。。

というか写真を撮る時間すらなかったのである。

朝一皆さんのバイクを撮っておいてよかった。(・・・西脇合流の方々の写真を撮る余裕はさすがになかった・・・)

AM9:00に加古川河川敷に集合。





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COLNAGO


AM9:30発。

途中1人合流し8人で走行。

先導の6人は車間1メートルで風の抵抗をさけてムカデ状態で颯爽と走っていく。

私の後ろの最後尾に一人付いてくださっていた。

いきなり長い上り坂で6人を見失ってしまった。





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CIOCC(チュッチュ)


2人で西脇駅を目指すことに。

私をサポートしていただい方のバイクにはなんとナビがついていた。

そのナビがアップダウンの少ない、自転車には最適の道をガイドしてくれた。

「膝が痛いからあまり無理は出来ないんです」とおっしゃていたが今思えば。。。

感謝感謝です。





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Raleigh


皆さんがおっしゃるには・・・

「寒い時期に途中で止まったら筋肉が冷えて固まってしまい動かなくなるんです。」

だから止まらずひたすらこぐ。

軽いギアで必要以上に筋肉に負荷を与えずこぎ続ける。

止まってはいけないのである。

なるほど納得納得。。。

納得はしたものの・・・



「フロント3枚あるのだからそれを有効に活用し

フロントとリアのギアを合わせチェーンがまっすぐになるようにするんです。

そうすることで余分な負荷がかからないんです。」

ほーっ。

なるほどなるほど。。。



西脇駅には先に到着した。

先導組はあえてアップダウンのきついルートを選択したようだ。

途中で私共を待ってくれていて、しかも引き返して探してくれていたようである。。。

申し訳ない・・・





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西脇駅到着。ここまでノンストップ。

待ち合わせの3人と合流。

しばし談笑&集合写真撮影。





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改めて見てこんなすごい方々といっしょに走っていたのかと思うと感極まる。

結構車が多いので分かれて出発。



ここからが正念場だった。

ちょこちょことアップダウンがあった。

疲れが出てきた。

目的地までは前と後ろにサポートに付いていただいた。

謝謝。。。

途中1回トイレ休憩したがほぼ低体温状態。

ほとんど記憶がないといってもいい。



(ハンバーグは1番人気で完売してしまう事があるらしい。。。

なんとかここでふんばってサポートの方々に最悪の事態が無いように・・・その一心で前へ進む。)





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PM1:00

やっとのことで「古時計」さんに到着。

3時間半で65Kmを走ってきた。

まさに未知の世界・制覇!!!



着いたと同時にふらふら~っときた。



お店は超満員。

次から次へとお客さんが入ってくる。

ハンバーグはまだ残っていた。

よかった~。

あったかいスープが体にポワ~ンときた。(写真をよく見ると味噌汁だ。今の今までスープと記憶していた。)

おいしいはずのハンバーグの味すら正直わからなかった。

皆さんがいろいろ話し掛けてくれたり、冗談を言って盛り上げてくれるのだが意識が遠のいてしまいそうで
ほとんど記憶にない。

とりあえず冷え切ったインナー類を着替える事に。。。



元気隊はここからまだ北を目指すとのことで消えていった。

お見送りすら出来なかった。

申し分けない。



食事中に雪がぱらついてきた。



外では先に食事を済ませて寒い中待っている加古川方面メンバーが体を震わせて待ってくださっている。

おなか一杯になったと同時に急いで帰路へ。





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PM2:00出発。

日が暮れるまでに加古川まで帰らなければ。。。



さぁーここからが本番。

帰路も分かれて走行。

前に1人、後ろには年が2回りも下の元気バリバリ、礼儀正しい、ふとももも60cmもあろうかといういう方がサポートに付いてくださった。

本人いわく「これでもちょっとサボってる間に細くなったんです。」って・・・どんだけーーー!!!



途中コンビニの自販機であったかい缶コーヒーを一杯。

”本日は休みます”って

今日だけはあけといて欲しかったな~。



先導車から声がかかる。

「最低速度25Kmで車間1メートルで付いてきて!」

「OK!」

風の抵抗が全くない。軽い!これはすごい!

ちょっと離れたり、左右にずれたりするとすごい風圧を感じる。

しかし速度が上がるにつれついていけなくなる。

く・く・悔しい。

離れてはついてもらい、離れてはついてもらい、その繰り返し。



激坂になってフラフラしていると、その坂を一回上ったのにわざわざ引き返していただいた先導車から激が飛ぶ。



「顔を上げて!下見とったらあかん!」

わかっているが首が上がらない。。。



「空見て空を!きれいやろ!」
きれいだとは思うが。。。



「しんどいときこそテンション上げな!」
上げたい気持ちはあるのだが。。。



もはや「ヨッシャー!」の大きい声を出すのがせいいっぱいで・・・





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「待ってくれ~私は遭難したんじゃない~まだまだ余力はあるのだ~」の図


↑↑↑この自転車用キャリアはすぐれものだった。

ものの数秒でカチッ、コチッとセット完了。

そうこうしてる間にあっという間に加古川突入。

しかしながら権現ダムまで来たところで残り10Kmでタイムアップ。

PM5:00

薄暗い中でのロードバイクでの走行は非常に危険なのである。



先に到着した方から”散発行って来て風呂入りましたよー”

という連絡が。

どんだけ早いのか???

結局権現ダムまで車で迎えに来てもらう事に。。。





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最後はカフェであったかいコーヒーをいただいた。

体のしんからあったまる。

出来立ての鯛焼きもいただいた。

空腹時のため超あまかった~。(西河原マックスバリュー横・最近出来た加古川一おいしい鯛焼きやさんの。。。)





皆に助けられ、いろんなことを教わって、なかなか体験できないことを体験できた貴重な楽しい1日だった。





この日の事は一生忘れる事はないだろう。





「また今度もいっしょに走りましょう!」

「もちろんです!」



「ちなみに防寒着一式は?」

「なんだかんだで小物もそろえたら一式5万くらいですか?」



「ちょっと考えときます」(汗)





最後に

「たんぽぽさん、皆さん、今日1日本当に本当にお世話になりました!





ありがとうございました!





最高に楽しかったです!」





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