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京都制覇のためのその1!!!ツーリング前夜編「空井戸サイクル」 [touring]

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京都へは現地集合。

charingoさんとFuelさんは先に到着し京都のぐるりをポタ済み。

私はかなり押しての到着。

夕刻までの時間を2人にお付き合いいただくことに・・・





とりあえずお邪魔したかったのが「空井戸サイクル」さん。
http://www.kaleidocycle.jp/

”空井戸”と書いて”カライド”と読む。

個性的な自転車屋さん。

いつもブログを拝見している。
http://karaido.exblog.jp/

とても興味深々でこの日を楽しみにしていたのであった・・・が。。。





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詳しい地図を片手にあっち行きこっち行き。

なかなかたどり着けない。

皆もスマホで検索。

charingoさんがナビを稼動し探索するがアレレ???という具合。



同業者のおじさんに聞く。

「その住所ならこの角でありんす」

”どうもでごわす”



地図通りに立ったが・・・店がない・・・のである。

電話してもずーっと留守電。

(あっ。きっと忙しいんだ。土曜日だし。。。)



さらに行ったり来たりして、そこで京大生っぽくておしゃれなピスト風バイクに乗ったお兄さんにたずねる。

(この人なら知っているだろう・・・うん。正解!)

「ん~~~知りません。」

カクッ。



すると後ろの方からFuelさんの声が。

「ヤマピーさ~~~ん。ありましたよーーー!!!」

え~っ?ここは何度か来た角。そんなはずは・・・





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・・・そんなはず・・・があったのである。

私たちは店の前でスマホで検索し、ナビを稼動し、電話をし、場所を尋ねていたのである。

しかも、な・な・なんと。悲しいかな本日定休日。

ガーーーンッ。


店の目印はこの外灯と・・・





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この額だったのである。

さすがすごい観察力のFuelさん。よく見つけてくれたもんだ。

店先で撮った写真の私のサーリーの上部に飾ってあるのがそれである。

うっ。閉まっていたら、場所を知らなかったら、絶対にわからない。

店構えまでも個性的であったとは。



カーテンの隙間からあんな格好してこんな格好して中を覗いてみた。

何か見える。

やっぱりおもしろそうだ。

しかたない。

また来ればいいことだ。



後ろ髪をひかれる思いで次へ。





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「四条京町家」へ。

通り庭や坪庭などがある伝統的な京町家を実際に見ることが出来るのである。

家と家の間がいわゆる共同の生活路となっていて、

なんかこう時代劇に出てきそうな何ともいえない異空間を味わいたく。。。



これか?ここか?どこか?



今度はサイクリングマップとガイドブックを照らし合わせてきたから大丈夫!大丈夫!

と高をくくっていた。



念のためおばちゃんに尋ねてみた。

「町家はこの辺にはもうないでありんすよ。町家ならあそことあそこに行ってみれば・・・」

”ありがとうでごわす”

とその場を去ったのであった。



もう止めや止めや。

やってられんでありんすや。

こんなんで本当に京都を制覇することが出来るのだろうか?



(charingoさん、Fuelさん、ご足労おかけ致しました。ペコリです。)





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あっという間にあたりは暗くなってしまった。

”さー飲もう飲もう!食おう食おう!”

3人で居酒屋で盛り上がった。



話を聞けば、Fuelさんは姫路からここまで自走で走ってきたそうな!

しかも前の晩の23時に家を出たそうな!!



Fuel辞典によると

「ポタとは・・・1日300Km以上走ること」

とな!!!(驚!)



ならばツーリングとはこれいかに???

話は尽きない。



さー明日も早いから早く寝よう!

ということでお開きとなった。

(しかし居酒屋で食べた”馬刺し”が最高においしかったな~。)





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ホテルの部屋で焼酎をチビチビと。

今日はこんなだったが明日は大丈夫だろう。



明日のガイドを勤めていただくのは最強のtac-phen(タクフェン)さんだ!

ブログではよくお見かけするがお会いするのは初めてだ。

あとハムオさんとも初対面である。

どんな方々だろう?

ちゃんと起きれるかな?

ちゃんと走れるかな?

お腹の調子は大丈夫かな?



いろいろ考えながらチビチビやってたらかなりの量いっていた。



ほとんど気絶するように・・・爆睡していた。



明日はちゃんと起きれますように・・・(笑)





continue...







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京都制覇のためのポタ その一?ツーリング/空井戸サイクル  [touring]

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久しぶりの京都。



私は京都の走りたいコース、気になるスポットを制覇しようと思っている。



でもなかなか一筋縄では行かないんだな~・・・





continue...







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鹿児島ツーリング・ポタ 「あいがとしゃげもしたーまたくっどー!」 新幹線さくら surlyサーリー自転車 輪行 [touring]

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R4D-6(多用機)
さー兵庫へ帰るとしよう。
その前に鹿屋を散策。


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出来て間もない「かのやバラ園」
東京ドーム程の広さで結構力が入っているようだ。


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「信愛幼稚園」
きれいになっている。


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「西原小学校」
門松が飾られていた。
学校ではめずらしい風景。
校舎も昔のまんまだ。


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「第一鹿屋中学校」
俳優の哀川翔氏や女優の国生さゆりさんの出身校。
数年前、新校舎に建て替えられた。


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「鹿屋高等学校」
全然変っていない。


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9012(連絡機)。
「鹿屋航空基地資料館」
いろんな飛行機が展示されている。


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SNJ(練習機)。
海軍鹿屋航空基地の歴史がぎっしり詰まっている。


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R4D-6(多用機)。
屋外に12,3機の飛行機やヘリが展示されている。
資料館の中には零戦が。
貴重な資料館である。


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さーーー鹿児島で食べる最後のラーメン。
お食事処「金平」
ここのラーメンがおいしいらしい。
以前「一番食堂」のラーメンを食べたことがあるが、
最高においしかった。
最高に臭かった。
これぞ”さつまラーメン”って感じだった。

豚骨臭ビンビンのものこそがいわゆる”さつまラーメン””鹿児島ラーメン”と思っている。
上品ではいけないのだ。


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ここも大根の漬物が付いてきた。
「一番食堂」のようにスープは白濁している。
お味は・・・
臭くない。
甘い。
上品なラーメン。
うまい。
くせになりそうである。
これはこれでありである。
いろんなメニューのあるごくごく普通のお食事処だが、このラーメンは絶品であった。


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お土産屋を物色する。
落花生はシラス台地の鹿屋の名産。
白砂糖や黒砂糖をまぶしたお菓子。
私は生の落花生を塩茹でするのが好きである。
一度ご賞味あれ。


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海軍伝統の味を今に再現。
鹿児島きもつき黒毛和牛タップリのカレー。


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壷漬け。
は、多々あれど・・・

以下は自分用に購入した物。


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本場、山川町(現・指宿市)付近で作られている山川(やまがわ)漬けを選ぶ。
これこそが
”THE 壷づけ”である。


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黒豚みそ。
鹿児島伝統の味。
おばあちゃんの味。
豚肉を味噌であえる。
あつあつのご飯にはもちろん、おにぎりの具やお茶漬けにしても美味しい。
保存食としても重宝がられている。
箸一つまみでご飯一杯いける。


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炭火焼き豚。
曽於市の「ナンチク」こと[南九州畜産興業]が販売している、
黒豚を炭火だけで焼き上げる。
ここのじゃないとだめ。
他とは味が違う。
肉も分厚い一口大の肉だがこれが柔らかい。

以前は地鶏の炭火焼がマイブームだったが
硬すぎて何度アゴがはずれそうになったことか。。。


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かつおの塩辛。
かつおの内臓の塩漬け。
どんだけ臭いか。
初めての人からするとびっくりするほどまずい・・・はずだ。

イカの塩辛はおいしいと思うが、こんな下手物はなかなかない。
でもそれがやめられない。
箸ひとつまみでご飯一杯はいける。


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垂水のフェリー乗り場に着いた。
帰路は錦港湾フェリーを利用する。
この船の中で食べれる”うどん”がうまいのである。
どんだけ体があったまるか。。。


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この日も噴火している桜島。
北風が強いのがわかる。
そのエネルギーを何かに利用できないものか???


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帰路も”さくら”で。
最後尾の座席と壁の隙間に自転車を立てかけて帰ってきた。


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今回の移動距離、こんな感じである。
往復だから日本縦断に近い距離を移動している。


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狭いようで広い日本。
まだまだ行きたい所はたくさんある。
行かなきゃ損、損、・・・である。

ということで・・・

以上、佐多岬を目指す鹿児島の旅であった。


最後に県民を代表して鹿児島”おはら節”の歌詞を・・・

1.花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島 (ハ ヨイヨイ ヨヨササ)

(普通は1番しか知らない・・・がなんと12番まであったとは・・・知らなかった・・・)

2.雨の降らんのに 草牟田川濁る 伊敷原良の オハラハー 化粧の水

3.見えた見えたよ 松原越しに 丸に十の字の オハラハー 帆が見えた

4.おけさ働け 来年(でねん)の春は とのじょ持たせる オハラハー よか青年(にせ)を

5.伊敷原良の 巻揚(まきゃげ)の髪を 髪を結うたなら オハラハー なおよかろ

6.雨の降る夜は おじゃんなと言うたに 濡れておじゃれば オハラハー なお可愛い

7.桜島には 霞がかかる 私ゃ貴方(おはん)に オハラハー 気がかかる

8.この地去っても 夢路に通う 磯の浜風 オハラハー 桜島

9.抱いて寝もせず 暇もくれず つなぎ船かよ オハラハー わしが身は

10.月のちょっと出を 夜明けと思うて 主を帰して オハラハー 気にかかる

11.薩摩西郷さんは 世界の偉人 国のためなら オハラハー 死ぬと言うた

12.可愛いがられて 寝た夜もござる 泣いて明かした オハラハー 夜もござる

ハ ヨイヨイ ヨヨササ

”ヨヨササ”の詩の部分はみーんな”ヨーィヤサッ”って歌っている。

それでは実際歌ってみることに・・・

  ♪花はー霧島ーたば~こ~は~~国分~~~

        燃えて上がるはーオハーラハー桜島~~~
   
   ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ

     ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ

       ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ♪ っと

            ♪チャンカチャンカ チャンカチャンカ スッチャチャンカ チャンカチャンカ♪

       ♪チャンカチャンカ チャンカチャンカ スッチャチャンカ チャンカチャンカ♪・・・(笑)


かごんま さいこーーー!!!


あいがとしゃげもしたーーー!!!





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鹿児島ツーリング・ポタ 「佐多岬へ」 新幹線さくら 自転車 輪行 [touring]

記事を最後までご覧いただいた方は、
最後にも同じものが貼ってありますのでそちらの方から進んで下さい。
ミステリーツアーの方はこちらへ
    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://kokundesdes.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-2




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佐多岬は御崎神社。
紅白のなんともおめでたい縁結びの神社である。

冬の一日、南国のここちよい日差しの中
九州本土の最南端の「佐多岬」をめざす。



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2012年は辰年。
日本の地形は”タツノオトシゴ”に似ている。
とてもバランスのいいきれいな形をしていると思う。



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鹿児島も特徴的な形をしている。
絵に描けと言われたらなんとなく書くことが出来る。

北海道もなんとなく書ける。
でも東京は?大阪は?兵庫は?
形すら思い浮かべられないし。。

地図を見る機会が多かったか、少なかったか
意識していたか、していなかったかの違いだと思うのだが。。。

そんなことはどうでもいい。



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辰年ついで、鹿児島ついでに。。。
京都の天の橋立の昇り竜ではないが・・・

鹿児島県の地図をくるっと逆さにしてみると・・・
右に”大きい竜の上半身”、左は”小さい竜”に見えてしまう。

”おかあさん竜”が”赤ちゃん竜”を抱き上げ
高い高いしているように見えるのは私だけだろうか???

山Pちん100!決定!^^



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佐多岬(さたみさき)は四国最西端の佐田岬(さだみさき)とは漢字と読み共に異なっている。
日本一周などの際に避けては通れない場所。
出発点になり、到着点にもなる。

二股になった大隈半島の西側の海岸線を走るので薩摩半島南部の開聞岳を眺めながら走ることになる。



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遠くに見えるのが開聞岳。
この形が薩摩富士といわれるゆえんである。



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冬の南国のやわらかい陽射し。



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南国の空気。



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大きなガジュマルの木が点在する。



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休憩スポットには最適である。
さー目的地へ向かうとしよう。



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かなりのアップダウン。
幾度か繰り返す。
途中、北緯31度線を横切った。



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2台の自転車とすれちがった。

1台はロード。
もう1台は荷物をはみでんばかりに積み込んだツーリングバイク。

その顔は片や達成感に満ちていた。
その顔は片や冒険心に満ちていた。

ここは到着点ともなり・・・

ここは出発点にもなる。。。



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やっとのことで岬の駐車場に到着。
迎えてくれたのは大きな大きなガジュマルの木。



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そこはまるでおとぎの国のような・・・



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すっぽり包み込まれてしまいそうな・・・



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垂れ下がった根もまるで三つ編でも結ったかのように(っていたずらかよっ^^)



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ここからは押し歩き。



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トンネルを抜けると・・・小説のあれではなく・・・



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そこはまさに亜熱帯。

ここは私の知るところの日本ではない。



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ジャングルの中に・・・



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御崎神社が。
ここで数々の男女が幸せを願う。



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なるべく下は見ないように・・・(腰がひける)



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やっと着いた。

やっと来た。



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やっと立てた!!!





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くーーーっ。

言葉も無い。。。



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この灯台は「日本の灯台50選」に選ばれている。



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展望台をこんな所にどうやって建てたのか?



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バイクも自分も吹き飛ばされそうな強い風。



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展望台からは屋久島が見える。



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種子島も望める。



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この青い海の中にグレ(メジナ)は何匹いるのだろう?
潜ったろかっ(笑)

あの灯台の下にテントを張って、何日も釣りをしたい。



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気にはなっていたこの実。
数え切れないほどころがっている。



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なんともかわいい3cm程の大きさのキウイーフルーツ?であった。



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コロコロコロコロ空から降ってくる。
よくよく見ると猿がこっちに向かって投げている。
1匹や2匹ではない。
10匹程の家族がそこにいた。
どうやら食事の時間を邪魔したようだ。



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岬の近くには海中散歩できる”さたでい号”が。
「Saturday号」→「佐多やで~号」。。。
(こんな気の利いたギャグは、私には思いつかない。役場の人だ。看板に書いてあったのだ。失笑)
この辺の堤防を大きなエンゼルフィッシュが気持ちよさそうに泳いでいた、夏の頃を思い出す。
堤防から手に取れる様に、目の前に何匹も見えるのだ。

私はここでプロポーズしたのだ。




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日も傾いてきた。
鹿屋へ戻ろう。



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私にとっていろんな思いが詰まったこの「佐多岬」


普通ではなかなか来る機会の無い「佐多岬」


ましてや自転車で来るなんて。


しかも大事な大事なサーリーで来れるなんて。


今しかない、と思った。


出来るときに、と思った。


やりたいことをやりたい時に実現できるって、


なんとすばらしいことか。


なんと贅沢なことか。


あらためて感謝・感謝して。。。


さーーー”だいやめ”するぞーーー!!!


旅は終わったわけじゃない。。。


まだ兵庫への帰路が残っているというのに・・・


ほどほどに・・・ほどほどに・・・・




って飲みすぎやろっ(笑)




ミステリーツアーの方はこちらへ
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鹿児島ツーリング・ポタ 「桜島へ」 新幹線さくら 自転車 輪行 [touring]

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火山灰は突如襲ってくる。

 パサ
    パサ
       パサ 
 バサ
    バサ
       バサ 
    バサバサ
       バサバサ
          バサバサ

   バタバタバタバタバタバタバタバタ・・・


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3つの夢の中の1つを果たしに鹿児島へ向かう。

それは本州最南端「佐多岬」に立つこと。
あと2つは京都をしらみつぶしに走ること(まだまだ中途)と
しまなみ海道&とびしま海道を制覇すること(とびしま海道が残っている)

期待を胸に開通したばかりの九州新幹線は”さくら”に乗り込んだ。


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ゆったりとしたシート。
快適な時間を過ごすことが出来る。
自転車をシートと壁の隙間に立たせて置くつもりで最後尾の席を確保していた。
往路は車掌さんの心遣いでフリールームの横に車体横向きのまま置かせていただいた。

謝謝。


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足元にはコンセントも付いている。
至れり尽くせりだ。


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1時間半で博多に着く。


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鹿児島中央駅までは3時間40分。
以前は5時間ほどかかっていたような。

あっという間であった。


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さーまずは近隣ポタだ。


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駅ビルの上にな・な・なんと、観覧車が回っている。


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鹿児島市内は路面電車が走っている。
表に出ると早速新型のちんちん電車と遭遇。


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これは昔から走っている車両。

どっかで見たようなカラーリングだ。


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「大久保利通」の銅像。
明治維新の元勲であり、西郷隆盛、木戸孝允と並んで「維新の三傑」と称される。
鹿児島では西郷隆盛の次にえらいとされる人物なのだ。


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「中央公民館」
100年近く経つ国の文化財。


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「西郷隆盛」の銅像。
皆が知っている、鹿児島を象徴する人物。
鹿児島の英雄である。
現地では西郷殿→西郷どん→セゴドンと呼んでいる。


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腹ごなしに”さつまラーメン””鹿児島ラーメン”を食べることに。
いわゆる”さつまラーメン”というのに特にこれという定義は無い。
味も店でバラバラだ。
鹿児島で食べるとんこつベースのラーメンのことをいわゆる”さつまラーメン”と言う。


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1杯1,000円の”こむらさき”が有名だが
私が選んだのはこのお店。

「のり一」(のりいち)

鹿児島一の繁華街”天文館通り”からちょっとはずれたところにある。
ラーメン1杯300円。おにぎり1個50円。

んだもしたん!!!
(んだもしたん≒どうしたことか、びっくりだ)


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はいっ、これで350円の「ラーメン定食」の出来上がり~。
鹿児島でよく口にする大根の漬物も食べ放題。
千枚漬けに似た味である。
スープは透き通ったとんこつ味?
この透き通ったスープのラーメンのチェーン店も進出してきており主流となりつつある。
”塩とんこつ”といった感じでくせがなくあっさりしておいしかった。
麺は中太でマッチしている。
これはこれでありである。

「わっぜいうめかった。あいがとしゃげもした。」
(とてもおいしかったです。ありがとうございました。)


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薩摩半島から大隈半島に渡るフェリーは2つある。
鹿児島市内と桜島を結ぶ「桜島フェリー」(所要時間15分)と
鹿児島市内と垂水市を結ぶ「錦江湾フェリー」(所要時間35分)。

往路は桜島フェリーに乗り込む。
船員さんに声をかけられる。

”どっからきやしたとな?”(どこから来たのですか?)
「兵庫県です。」
”こいでな?”(これ(自転車)でですか?)
「中央駅まで新幹線に乗ってきました。」
”じゃっどがー。そやおもちょった。ひったまがったが!(笑)”(ですよね。そう思ってました。びっくりしましたよ)
「すみません。(笑)」


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桜島に向かって進んでいく。
なんとも壮大な風景だ。


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すでに噴火している。
白い煙は蒸気で、灰色の煙が火山灰である。


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さーっ、灰と平行して溶岩道路を突っ走ろう。


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冬の間、火山灰は北風に運ばれて大隈半島を覆いつくすのである。


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これはいったいなんぞや???
黒鯛のうろこか?


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いえいえ。
落ちた火山灰が風や雨に流されてできた模様なのである。


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桜島と大隈半島の付け根あたりまでくる。


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袋小路になった湾内でかすかな波がゆれている。
その波が砂浜ならぬ”灰浜”の灰を削っていく。
こんな湾内でも魚の養殖は普通に行なわれているのだが、いったいどんな味がするのだろうか?


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途中で見つけたコンビニ。
でも何か変である。
火山灰で目をやられてしまったのだろうか(笑)
いえいえこれは間違いなくローソンである。

桜島は国立公園なのでその中に建物や看板を建てる際、いろんな規制があるのである。
景観を損なわないように周りと溶け込めるような配色にしないといけないらしい。
で、こんな茶色いローソンになったということなのだ。

山P珍景100景登録^^


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おっとっとっと。
灰はそこまでせまっている。
先を急がねば・・・
と思った時は既に遅し。


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バタバタバタバタバタバタバタバタ・・・・・・・・・・・
いきなり大粒の灰が降ってきた。


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細かい軽い灰は風に乗って遠くまで運ばれるが
大粒の灰はグルリを灰色に染めることになる。


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黒いものが真っ白になる。
まともに吸ったら硫黄くさい。
目・鼻・口・耳の穴・毛穴・・・どこからでも入ってくる。
コンタクトなんかしていたら最悪だ。
髪の毛にかぶったとしたら髪がゴワゴワになり”くし”が通らなくなってしまう。
車が走れば灰を巻き上げ、霧の中を走っている状況と同じになる。


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悪戦苦闘の末、脱出。
火山灰を甘くみすぎていた。


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道端には灰を詰めたビニール袋の山があちこちに。
自治体が家庭に配ったビニール袋で、住民がその中に家の回りに積もった灰を入れる。
この灰はしっかりした袋に詰め替えられ”土のう”などに有効利用されているのである。


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パームツリーが並ぶ。
さすが南国、気温は低かったがなぜだか寒々しくない。


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暗くなってきたので、まっしぐらに鹿屋へ向かう。


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鹿屋へ到着後、物色しに近くのスーパーへ。
スーパーにありえないものが売っている。
楽しい時間である。

マグロの目玉。
煮つけで!


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メジナ(グレ)まるまる一匹。
冬場のグレは臭味がなく刺身で!


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鯉のぶつぎり。
味噌汁にGood!


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黒みな(貝)。
3種類ほどの貝が置いてあったがこれがいい!


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茹でたらこれが実にうまい!


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ピーナツ豆腐。
そのまんま、ピーナツで作った豆腐である。
付属のあま~~~い醤油だれをかけて食べる。
ありえない旨さ!


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はずせないのが
地鶏のタタキ。


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地元の甘い醤油と、おろしニンニクで食べる。
締まった身の口答えがよく、皮はコリコリとにかく旨い。
身が甘いのである。

それといわゆる”鳥のささみ”が置いてある。
こちらではそれを当たり前のように刺身で食べる。
ささみは生で食べるのが常識なのである。

逆にそれ以外の調理法で食べることはまず無い。
特に”刺身用”とか”調理用”とかも記載されていない。
それだけ鳥がきれいなのであろう。

関西地方のスーパーでささみが売られているがどれも”調理用”となっている。
たまに生で食べてみようかな~という衝動にかられるが
寸でのところであきらめてしまう。
私からしたらもったいない話なのだが・・・


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ゆべし。
味噌に餅粉や米粉、みかんの皮、ゆずなどを使って作ったおもち?団子?で、
いわゆる非常食である。
お茶のあてなどにする。


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けせん団子、
銘菓”兵六餅”に似たお菓子。


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ボンタンアメは鹿児島を代表するお菓子である。


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さーそろそろ焼酎で一杯やるとしよう。
黒ミナを茹でる。


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くるっと先の先まで取り出せるようになったら一人前。
あと・・・

”さつまあげ”
”豚の角煮”
”落花生(殻付きのまま塩茹)”

もはずせない。
どれもこれも焼酎にピッタシの味なのである。


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そしてそしてここで食べれる贅沢な食材。
きれいなきれいないぶし銀の・・・

きびなご。

これぞ芸術品。
酢味噌でいったら体とろけるのである。

さ~翌日は「佐多岬」だ。
この日は前夜祭。
いつまで続く前夜祭?
既に日付が変わっている・・・(^^

”だいやめ”は延々と続く・・・
(だいやめ≒だれるのをやめる≒疲れるのをやめる≒疲れを酒で癒す≒酒を飲むこと)


いちいちの通訳が面倒じゃっど(笑)





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