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哲学の道 サーリークロスチェック in 京都ツーリング [touring]

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京都はすばらしい秋晴れ。

まさか2週連続で京都に来るとは・・・

”勢い”は抑えきれないものなのである。



「哲学の道」を軸にして走ることにした。



今日も楽しい1日になりそうだ。



ハンドルをショートリーチのタイプに代えた。

初心者の私にはこちらのほうが乗りやすい。





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京都の道はわかりやすい。

東西南北がはっきりとしている。





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太陽さえ出ていてくれればそう簡単に迷子になることはない。

安心して走ることが出来る。





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このトンネルが「哲学の道」の入り口である。

またの名を出口とも言う。

この道もいろんなコンディションを楽しむことが出来る。






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メインの舗装路。。。





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ちょっと路地に入れば砂利道も。。。






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たくさんのお寺、神社があるのだが私はあえてあまり撮らない。






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丸い塀の中にある勝手口。

こういう絵が大好きなのである。





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赤、オレンジ、黄色、緑、青・・・あー美しい日本の秋よ。。。(笑)





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あちこちに人力車が待機している。

アップダウンが少ない証である。





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小川沿いに低い垣根をはさんで2本の道が通っている。

1本はこのダート。

道に面した普通の民家はカフェとなり、雑貨屋さんとなり、お団子屋となり。。。





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もう1本はこの石を並べた道。

雨が降った日はダート道だとドロドロになるのでこの道があるのだろう。

細かい気配りである。





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哲学の道の端は銀閣寺へ続く細い坂。

お土産屋さんがびっしりと並んでいる。

人、人、人、・・・押して上がることにした。





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500色の色鉛筆ならぬ500色のハンカチ。

もちろんセット売りではない(笑)

ストールもあったがこのようにきれいに並んでいるとついつい手が伸びてしまいそうになる。





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京都といえば千枚漬。

1枚でも千枚漬け。

千枚というだけあって一個のカブを千枚に切って漬けるのだろうな~?





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お昼は京都一おいしいと教えてもらったオムライスを食べに洋食屋「小宝」さんに。。。

普通のビルなので、知らなかったらスルーしてしまいそうなたたずまい。





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見た目普通のオムライス。

もしかしてたまごが半熟で”トロ~ン”と開くのかなと真ん中をつついてみたがすぐにケチャップライスに突き刺さった。

ではでは、気を取り直して。。。

パクリ・・・



”んめぇぇぇ~~~~~~”(やぎの鳴き声ではない)



何と奥深い味なんだ!

しかもすごいボリュームであった。

1,5人前くらい?

女性のお客さんなど食べきれず折に入れてテイクアウトすること多々ありとのこと。



私のバイクを見た店員さん。

"あれはシクロクロスでおますよね"

「あっ、はい」

"ぼくはMTBに乗ってるんでありんす"

「いいですね~」

話は盛り上がる。

”おます”と”ありんす”は言ってなかったかな?

・・・京大生のアルバイト君としばし談笑。



「ごちそうさま!おいしかったです!また来ます!」





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今日のもうひとつの目玉「インクライン」へ。

琵琶湖の水が流れる水路である。

知らなかったら鉄橋かな?と勘違いする。





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レンガのトンネル。






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きれいな水が・・・これが琵琶湖の水か。。。

ちょっと飲んでみようか・・・

やっぱりやめとこう。





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美しいアーチを描く。





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ちょっと上がると水路の真下まで。

通路とは反対側の決して誰も入ることはない崖の方へ。

ちょっと走ってみた。

一歩間違えたら・・・

かなり白い目で見られていたような。。。





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cafe「ラ ヴァチュール」 (La Voiture)でコーヒータイム。

今回は落ち着いた感じの店構え。

場所はここに間違いないと思いつつ、看板がないから2度も通り過ぎた。

近くを歩いている人に確認してから入ることに。





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お店に入るなり、

「申し訳ございません。タタンタルトは完売してしまいました。」

え~っ、なぜ私の心が読めるのか?

りんごを使ったタルトなのだが、かなりの一品のようである。

次回は早めに食べに来よう。

くるみのタルトも美味であった。





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あっという間に日が暮れる。

川の上を2羽の鴨がたわむれている。

これってどう考えてもデートコースだよな~。





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私は京都の夜というのを知らない。

経験したのは高校の修学旅行で寝台車で来た時くらいだ。



京都の夜=祇園というイメージが強い。

祇園は最後の最後に走るつもりでいる。

最後の最後のお楽しみである。



ラジオで京都の話をしている。

”とっておきの中のとっておき、地元の人が勧める京都”!!!

高速を走りながらメモをとる。



帰ってからタバコの箱のメモをチェック。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぎおん
気らくに入れる
らくらく
楽楽
12,000円
花かご
お昼3,800円
ざっか
いくおか屋
こんぶ
おやじなかせ
西が有名
東ほんがんじのほうがながめがいい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




キーワードはそろった。




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タグ:京都
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サーリークロスチェック to 京都は鴨川ツーリング [touring]

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D51で京都まで輪行。

・・・もとい

車載でサーリーでの初ツーリング。

思えばサーリーデビューまでは長い道のりだった。

それだけに感極まる楽しい楽しい1日が過ごせた。





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まずは宝ヶ池を周回。





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ダートが気持ちいい。。。





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京都一おいしいと教えてもらったお蕎麦屋さん「かね井」。

ここまでたどり着くのに一苦労であった。

地図を見ながら走っていても迷ってしまった。

路地が多すぎて1本数え間違ったらアウトである。

3人の地元の人に尋ねながらやっとたどり着いた。

しかも店の看板がわかりにくい。





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私は蕎麦の味がわからないので無難に暖かいとろろ蕎麦を食した。

麺がソーメンのように極細。

しっかりした歯ごたえあり。

おいしかった~~~。

とろけそうだった。



これだけでも来た甲斐があった。

あとで知ったが”そばがき”というけったいなこの世の物とは思えないくらいおいしい蕎麦があるらしい。

しかも癖になるようだ。

よし次回はそれを注文しよう。





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おっとこんなところにバンプラが。

ついついシャッターを切ってしまう。

歴史あるものはいつまでもすばらしい。





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お風呂屋さんを改装したお食事どころ。

本当はこのような絵になる町並みの写真をたくさんたくさん撮るつもりだったのだが

それをやってたら一軒一軒ごとに撮っていかなければいけないくらい通り通りのすべてが絵になるといった感じで

とても1日では撮りきれないし、普通に自転車に乗ることが出来ない。

今回は記憶の中に留めておくことに。。。





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紅葉を見に御所内に。

砂利道を気持ちよく走ることが出来た。





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落ち葉の上もなんとも心地よい。





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近々天皇陛下が来られるとのことで間際だったら警戒が厳しくなり進入禁止になるところだった。

ひろ~い御所内をゆっくりゆっくり周回。

ジャリジャリ・・・シャリシャリ・・・ジャリジャリ・・・シャリシャリ・・・





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さー鴨川を南に下る。

ダートあり、ジャリ道あり、粗めのブロック道あり、きれいな舗装路あり、タイル貼りあり。。。

シクロのためにあるような川沿いの道。





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急に細くなったりしてすれ違うときは油断してたら、おっとっと、である。

そのスリルがまたいい。





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途中で飛び石をバイクを担いで対岸に。

もう一箇所、亀の形をした飛び石があったはずだがあまりにも気持ちよく走っていたので見逃してしまったようだ。





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私が渡ったあと地元の中学生数人が一気渡りして遊んでいた。

一歩で一石がルールのようで途中バランス崩してあわやという子もいたがそこは慣れたもん。





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川の音はいいな~。。。





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京都の橋って感じだな~。。。






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先日、バラエティで円広志が紹介していた梅小路蒸気機関車館へ。

私はいわゆる”てっちゃん”ではない。

しかし番組で、ものすごく感動するとしつこく言っていたので今回覗きに行った。





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まーそれは圧巻であった。

汽笛の音・発する蒸気・煙のにおい。

感動した。

全国でもこれだけ機関車が集まっているところはないらしい。

ゆえに遠方から来館する人も多いとのこと。

平日なのにこの賑わい。

実際にD51を走らせておりそれに乗ることも出来る。

いろんな資料やグッズなども展示されており”てっちゃん”なら1日過ごせるだろう。





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さーそろそろ北へ向かおう。

川沿いを上っていく。





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最後に、教えてもらったCAFE air「カフェ・エアー」でコーヒータイム。

気さくに入れる川沿いの一等地にあるcafe。

なんともぜいたくな時間。

自転車を眺めながら。。。

あっという間の1日を振り返りながら。。。





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日が暮れるのがすっかり早くなってきた。

もっともっと走りたかった。



京都は自転車乗りが多い。

ママチャリからロードまで。

ありとあらゆる自転車が走っていた。

特に大学が近いというのもあって通学に自転車を使っている学生も多かったようだ。

レンタサイクル屋もあちこちにある。

そういう町なので車の方も慣れているのだろう。

道路を走っていても全然危なげなく、安心して走ることが出来た。



京都。



四方八方走りたいところ、入ってみたいお店などがたくさんある。



とりあえずこれからしばらくはこの町を走ってみたいと思う。



近くて遠い京都。



それはやはり長い歴史、今も変わらぬ文化・伝統などがそう思わせるのであろう。



とてもとても敷居が高い。



自転車がこんなに似合う町だとは知らなかった。

いつの日か地図なしで京都の町を走れるようになりたい。

京都の町を知り尽くしたい。

自転車に乗ることがなかったらこんな気持ちになっていなかったであろう。



そして”今夜は京都のおいしい店知ってるからみんなで食べに行こうか”なんて言ってみたい。





今はそんな気持ちである。なんかわくわくしている。





タグ:京都
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しまなみ海道ツーリング with キャノンデールF7 [touring]

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生口島/瀬戸田サンセットビーチ

ちゃり仲間と8月8日・9日と1泊2日でしまなみ海道を走って来た。

天気予報は2日とも快晴。

予定では1日目各々が思い思いのコースをフリーで尾道→今治をとりあえず1回渡り切り、

2日目の今治→尾道は皆で渡船などを使いいろんな島々をゆっくりポタリングする予定であった。




案として海道の中ほどの宿を取り、半分を1日ずつかけてじっくり走り、次の日も残り半分を走った後

輪行で四国周りで瀬戸大橋を渡り帰ってくるという案もあった。

それもいい案だなと思っていたが・・・




まさか、まさかの異常気象が待っていたとは露知らず。。。





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さー尾道駅到着。

迎えてくれたのは観光案内のおそらく名物人間であろう観光案内おじさん。

だれそれ構わず大声で話しかけ一生懸命尾道をアピールしていた。

近寄りがたい風貌とはうらはら、おちゃめなかんじで愛想よかった。





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尾道渡船でいよいよ島へ。

数多い自転車乗りがいるのだろうと予想していたが、ほとんどまばら。





向島:走行距離:8,5km
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向島上陸

私は1日目はいわゆる”自転車道”というのは走らずに渡ってみようと考えていた。

まず向島で東の海岸線を走ることに。

海はきれいだし、ながめもよかった。

が、上り坂が3つ程ありそれがまたきついきつい。

こんなことしてたら体力が持つかどうかわからない。

こんな道普通自転車では走らないよ。

1島目にして予定変更。

橋が見えるとホッとした。

さーここからはおとなしく無難に自転車道を走ろう。

しかし暑い・・・とにかく暑い・・・聞いていた通り日陰を探すにも一苦労で、とにかく島は暑い。

島をなめたらいけない。





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因島大橋:全長:3,4km

橋の入り口をめざしていると仲間がブロンプトン乗りのご年配と談話中。

仲間も人が走っていない私と同じようなところを走ってきたようで。。。考えることは同じか?

高台の日陰はとても涼しくてこの場を離れたくない。

こんなんで最後まで走れるのか?

まだ1つ目の橋も渡っていないというのに。。。





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いよいよしまなみ海道を味わうべく初橋へ向かう。





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ヒョーーー。

吸い込まれそうだ。

自転車は車道の下を走るのか~。

日陰だし、風が気持ちいいし最高!

っと思っていたが車道の下を走るのはこの橋だけで、残りすべて車道と平行して炎天下を走るようになっていたのであった。





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因島:走行距離:9,5km


因島上陸。

暑さもピークに近くなっていく。

今回熱中症対策としてスポーツドリンクを大量に用意してきた。

自転車用ボトル700ml・凍らせておいたペットボトル500mlを2本・魔法瓶に1000ml。

凍らせてきたものはすぐに解けていきぬるくなってしまったが

さすがに魔法瓶だけは夜になっても冷たいままで、この冷たいドリンクがどれだけ渇きをいやし、体の熱を吸い取ってくれたか。

タオルをしめらせ、顔や頭、腕や足などリフレッシュすることが出来、持ってきてよかったと実感した。

難点は非常に重たいこと・・・



このスポーツドリンク2700mlを1日で飲み干してしまった。

でもコンビニに寄るロスタイムは少しでも減らせただろう。

自転車用ボトルは言うまでもなく途中でお湯になってしまった(笑)



暑さもいよいよピークである。

影の濃さを見たらわかる。

真っ黒である。



橋へのアプローチは山を削ったスロープ状の道を上がっていく。

山が途切れるところにはスロープ状のりっぱな陸橋が作ってある。

どれだけきついのか予測も出来なかったが、思っていたよりた楽であった。





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生口橋:全長:3,0km


先日まで地図上では高速道路=しまなみ海道となっているので私は端から端まで高速沿いを走れるものかと思っていたが大きな勘違いだった。

島内は地道を走り、橋だけは高速道路を並走する。

この繰り返し。

このことは自転車乗りの間では常識と言ってもいいのだろう。

それがいわゆる「しまなみ海道自転車道」=「瀬戸内海横断自転車道」であった。





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生口島:走行距離:15,0km


生口島上陸

この緑のサイクリングロードのマークがあちこちに点在している。

ありがたいことである。

この緑のマークさえ見落とさなければ地図も何もいらない。





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全国から自転車乗りが集まってくる理由のひとつでもあるのだろう。

それだけ完璧な自転車道なのである。





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耕三寺博物館近隣


中に入る時間的余裕もない。

ただただ涼を求めてさまよっていた。





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耕三寺博物館


ちょっとだけ観光気分を味わいに。





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「ちょいとひと休み」現在休業中・・・ひと休みって店が休んでるってことですか?

顔・腕・足に日焼け止めを塗っていたが見る見る間に真っ赤になっていく。

汗が日焼け止めを洗い流してしまう。

体がものすごく熱を持っている。

いきなり長時間紫外線を浴びるのはどうかな?長袖を持っていこうかどうか悩んだ。

やっぱり持って来るべきだった。

それはすでに電車の中で思っていた。

行きも帰りもエアコンがきつすぎて寒かったのである。

帰りは特に火照った体に冷たくしみた。





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パームツリーも道案内。

だいぶ日が和らいできた。しかしのどは渇く。

この辺からは水分を出来るだけ抑えるべきだった。

必要以上にスポーツドリンクを飲みすぎると血糖値が上がり余計にのどが渇いてしまうことがある。

徐々に疲れも出てきた。





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多々羅大橋:全長:4,2km


大三島へ上陸するも次の橋へ直行。





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大三島:走行距離:4,9km

大三島橋:全長:0,5km


短い橋だが他のつり橋と違い力強くてかっこいい斬新な橋だった。





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伯方島:走行距離:2,7km


伯方島上陸

かなり日が傾いてきた。

走るには快適な時間帯になってきた。





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伯方・大島大橋:全長:2,6km


風がきもちいい。





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仲間が談話中。

な・な・なんと、熊本から車載で尾道まできた3人組だった。

海道の途中の宿に1泊するとのこと。しかも宿を探したのがつい最近って言っていた。

なんとも元気な3人組であった。

急に馬刺しを食べたくなってきた。

本土の最南端の佐多岬の話で盛り上がった。。。





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大島:走行距離:11,5km


なんとか最後の橋で夕日を見ようとこの大島はかなりのオーバーペースで走った。

途中であきらめそうになった坂もあった。

もうあと10分で日が暮れる。

あと5分。

最後の橋、来島海峡大橋の下までたどり着いた。





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しばし夕日のイリュージョンタイムを楽しむことに。。。





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雲がかかっているがそれはそれで幻想的で・・・





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その夕日をバックに、はないちもんめで遊んでいる子供達が・・・

まるでおとぎの世界のようで。。。





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やがてまぎれもない朱に染まる。





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朱と青が混ざると紫になる。

最高のイリュージョンタイム。






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来島海峡大橋:全長:6,2km


真暗闇の中の空中散歩をしばし楽しんだ。

最後の橋を渡りきった。



今治駅前のホテルに向かう途中に雨が降ってきた。

パラパラ程度なので大丈夫だろう。



早速近くの居酒屋で乾杯!



・・・ビールがのどを通らない。

スカーッとするはずのビールを体が受け付けない。



どうやらスポーツドリンクを過剰に飲みすぎたようだ。トホホ。1番の楽しみを・・・



明日の天気を店員に聞いた。

「降水確率60%です」って、おい!いつ変わったのか?

なんなんだ。昨日まで晴れの予報だっただろう。

ここからは緊急会議。


結局、個々に思ったように尾道まで戻ることに決まる。

要は適当である。

それもまた楽し。

ここから輪行で四国周りで瀬戸大橋渡って帰ろうか?という案を思いついたが、

荷物を少しでも軽くしようと、尾道駅に輪行バッグ一式をコインロッカーに預けてきたことをすっかり忘れていた。

まっどうにかなるだろう。





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2日目

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外は激しい雨である。

しかも私だけカッパを持って来ていない。



あとの2人は順次今治港発の「芸予観光フェリー」で尾道をめざす。

各島々に寄りながら最終的に尾道から2つ目の島、因島まで運んでくれる。

天気次第では途中で下船し、走ろうという計画である。

高速バスという手もあるとのこと。





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私は高速バスという手段を選択した。

バイクは折りたたんだらOKとのこと。

MTBなどは前後のタイヤをばらして底の荷物置き場に放り込まなければならないとのことだが細かいことは言っておられない。

終点は福山駅だが、その1つ手間への向東バス停(尾道に一番近い向島の東側)まで乗ることに。

その高速道のバス停から、地道に降りて在来線のバスを使えば尾道へ渡る渡船場まで行ける。



どちらにせよ、自走しなければならない。

カッパがない。

駅前のコンビニもカッパ類はすべて売り切れ。

ゴミ袋も売っていない。



「すみませんがゴミ袋を2枚分けていただけませんか?」

私があまりにも悲壮な姿だったのか

「ちょっと待ってください」

と奥から2枚の白い大きいゴミ袋を

「これ使って下さい。お代は結構ですから」

と分けてくれた。

「どうもすみません」

・・・ありがとうございました、キオスク今治駅店さん。





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バスで目的地まで1時間。

自転車が気になって仕方ない。

荷物は私の自転車だけなので発車、停車ごとにすべって傷だらけになっていると思ったら・・・


昨日の天気がうそのようである。

しかし1日走れただけでもありがたい。


停留所に着いた。

高速道の小屋に放り出された。

自転車は・・・無事であった。

さーどうしよう。

どうしようもこうしようもない。


バス会社の話では、在来線のバスは底の荷物入れがない。

折りたたみの小径車は車内持ち込みOKだが、MTBなどはバラしたとしても、その時の混み具合や、
運転手の気分次第で×になることがあるらしい。

運転手の気分次第って・・・どういうこと?


はなから自走は決めていた。

距離も2km程と知れている。

まずはコンビニ袋をヘルメットにかぶせバンドで固定した。

次はゴミ袋に穴をあけてバッグを覆う。

あとはもう一枚のゴミ袋でポンチョを作って準備万端。



快適快適。

これならカッパもいらないくらいであった。

待ち合わせの映画「あした」のロケセットまで。





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最後は渡船で尾道上陸。

やれやれであった。



輪行の準備を済ませ、「尾道ラーメン」を食す。


あまくてあついラーメンは疲れた体をいやしてくれた。





1泊2日のしまなみ海道ツーリング。





いろいろあったが、いろんな情報を得ることが出来た。





この夏の大イベントが怪我もなく無事終わりホッとしている。





あとは日焼けのケアが残っているが・・・(笑)





シャワーが身にしみる・・・(涙)





しまなみ海道完走。 しまなみ海道感動!(必ず舌を噛む)





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岡山吹屋ツーリング with キャノンデールF7 [touring]

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お世話になった高梁北中学校 原校長先生



8月1日ちゃり仲間と、岡山の北西に位置する備中吹屋にツーリングへ。

輪行組みの2人とは伯備線の備中川面駅で待ち合わせ。

私は車載で備中川面駅に車を置いて合流。

そこから輪行で井倉駅まで。




直前になって、ふと思った。車をとめるところはあるのだろうか?

調べてみると備中川面駅は無人駅。

近隣の駅に問い合わせたが一時駐車場はないとのこと。

これは困ったな~と、情報を集めようと真横にある高梁北中学校に電話した。

その学校の校長先生がなんと奇遇にもロードバイク乗りであり、お言葉に甘えて学校の駐車場にとめさせていただくことになった。

名刺をいただいた。

「天空の城 竹田城」の写真付き。

和菓子までいただいて。。。

校長先生お世話になりました。

本当にありがとうございました。

いつかまた必ず高梁に戻ってきます。



いよいよ当日。

兵庫県加古川市→播但道→山陽道(岡山)→岡山道(賀陽)→備中川面駅 AM7:00出発、AM9:00着。





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さーいよいよ出発だ!

っと、いきなり工事中通行止めで高梁川沿いを迂回。





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加古川は警報が出ているとの連絡がはいった。

しかしこちらは晴れ。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

やっぱり日ごろの行いか?





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河原で遊ぶ子供たち。





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水も冷たくて気持ちよさそうである。





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校長先生も「ちょっときついよ」とおしゃっていたが・・・

ここまでの激坂とは・・・





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登れど・・・





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登れど・・・





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なかなか・・・





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頂上へ・・・





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あか~ん。





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これって峠越え?

まるで登山であった。

もうすこしで水もなくなる。





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やっと峠を越え、下っていく。

当然下り途中の画像はないに等しい。

下りほど気持ちいいものはない。

止まるのはもったいない。

逆に上りの画像がやたらと多い。

上りながら写真を撮っているのではなく、写真を撮りながら、休憩しながら、合間合間に上っているといったほうがいいだろう。


ふーっ。


廃材置き場の中の自動販売機。

電源が入っているか・・・入っていた・・・助かった。





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地元の人から情報収集。

おじいさんいわく「こっちをこう行って、こう行って・・・」といいながら地面の方向を指差していた。

いったいどんな角度なのだ?(笑)


ここで道は2つに分かれていた。

1つは大雨のため通行止めの谷伝いの道、もう1つはまた峠越え。





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迷わず通行止めの谷伝いの道を選ぶことに。

進めなかったら戻ればいい。

ちゃりなら大丈夫というおじいさんの言葉を信じるしかない。



いざ突入!





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これが大大大正解だったのである。

しかもゆるやかに下っている。









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いったいここはどこなんだ。








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この緑の空間はなんなんだ。








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これから先はまさに洞窟探検さながら。。。

近くにたしか鍾乳洞もあったが、まさに異次元空間がそこにあった。





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やがてぐるりを岩につつまれ・・・





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ところどころの木漏れ日が道案内を・・・





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これは夢か現実か・・・





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いったいどこまで続くのか・・・





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初めての体感。。。






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その初体験の異次元空間から一気に外に飛び出した。





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そこには現実が待っていた。





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いきなりのゲリラ豪雨。

待っても待っても止みそうもない。

加古川の方はAM9:00には雨は上がっていたそうだ。





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ここは「無明谷」という。


いっそのこと名もない谷にしてほしい。


誰も知らない、誰にも知られることのない、誰にも荒らされないように・・・


「無名谷」という名に。。。


無明谷最高!





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時計を見るとPM4:00を回っていた。

見回したところ店も何もない。

お腹がすいた。

朝以降ほとんど何も食べていない。

校長先生にいただいた和菓子を1個ずつみんなで食べた。


元気が出てきた。


晴れ間も出てきた。



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さーっ、時間もない。

めざせ吹屋って、また上り?

しかも、もやってきた。

小雨も降ってきた。



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限界寸前、頂上にお食事所が。

PM5:00過ぎの昼食。

よくある台本だ。

先日、福知渓谷に行ったときもそうだったな~。



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さーいよいよ、ここが目的地。



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半日かけてたどり着いた・・・




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「吹屋ふるさと村」である。



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そしてここが「吹屋小学校」


現役の木造校舎として国内最古とされる吹屋小学校(県指定重要文化財)。

日暮れから午後9時まで年間通じてライトアップされているとのこと。



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隣接する「ラ・フォーレ吹屋」

吹屋小学校をイメージして設計されたホテルである。



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こんな高い位置になぜ学校が?

生徒がどんどん減っていくであろう小学校。



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いつ廃校になるかもしれない・・・


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たとえ廃校になっても建物は村のみんなが守ってくれるはずだ。


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やさしい人々がいるこの村。



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また雨が降ってきた。

軒下をお借りした。

着替えが終えるまでいろんな話をしてくれた。

「気をつけてかえりんしゃい」

”おかあさんも暑くなりますので、体に気をつけて!”



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あとは備中川面駅まで下りのワインディングロードが延々と続く。

あたりはもう真っ暗で・・・



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月明かりと、わずかなライトが照らす白線だけが頼り。

その真っ暗な中をみんなで狂ったように爆走した。



最高!

車載で帰宅途中、遅い夕食。

再度のすごいゲリラ豪雨が襲う。

前が見えない。

スピードを出せない。

播但道の花田ゲートで今朝払ったばかりの1,000円がカウントされた。

1日上限1,000円じゃないのか?

おーーーなんてことだ。

通過したのは8月2日AM00:01。

1分オーバーしていた。


雨さえ降らなければ・・・と思ったが、

今日「無明谷」を私どもで独り占め出来たのも、考えたら雨のおかげと言えばそうである。

両入口が閉鎖されていなかったら、あの狭い道に車が入ってくるのでとても危険であれだけの満足感は味わえなかったかもしれない。


雨、様様である。


谷貸しきり料1,000円と思えば安いものである。


最後に・・・


よい子は通行止めの谷に入ってはいけません。

私どもは悪い大人なんです。

突き当たったら戻ればいい、と言う考えは甘かったかもしれません。

実際、かぼちゃ大の石がゴロゴロしていたし、大きい石がたまたま頭に落ちてこなかっただけです。


あとよい子は暗い夜道を暴走してはいけません。

非常に危険です。

いわゆるランナーズハイというやつでそれを誰も止める者はいませんでした。

ほんとは普段はみんな大人しいんですよ(笑)





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福知渓谷 ツーリング キャノンデール MTBスリックタイヤPanaracerRiBMo 宍粟市 [touring]

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梅雨明け宣言はまだである。
晴れの合間の雨の日にポタることになってしまった。

車載にて「やまめの塩焼き」を食べに兵庫は宍粟市の福知渓谷まで。
加古川は晴れていたが中国自動車道は山崎インターを降りたころから雨。
「道の駅山崎」に車を置いて出発予定だったがなかなかやむ気配はなし。

時間だけが流れる。

やむおうなしに10km先の「道の駅播磨いちのみや」まで車で移動。

なかなかやまない。
家にメールしてみたら加古川は降っていないと言う。
なんだかんだで1時間半程足止めをくらい、小雨になってきたところで強行ポタへ出発。


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「道の駅播磨いちのみや」の目の前にある伊和神社。

りっぱな杉である。
セミの大合唱が聞こえる。
セミが鳴き出したら普通梅雨明けと言うのだが。。。


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29号線を北上。
ほとんど平坦な道。
路面が濡れているのでスリックタイヤで慎重に走る。

曇天のもとせっかくの田んぼや山の緑もくすんで見える。


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さすが揖保川。
あゆの友釣りのシーズンまっさかり。
あちこちに10メートルの竿がしなる。


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6号線にはいる。
この辺からゆるい坂にかわる。


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気温は24℃。
快適気温を湿度が邪魔をする。


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涼しいけれど南国風の花。



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あじさいもまだまだ元気。


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39号線にはいる。

ここからはきつい坂が続く。
少々の坂はへっちゃらだ。
昨年登った大岡山に比べれば。。。

こういう時に”経験が物を言う”、ということになるのだろう。
または、”怖いもん知らず”ともいう。


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左奥の釣り師がかまえている。
案の定この後、おとりの鮎と縄張り争いで針にかかった鮎二匹を引き上げタモに収めた。
かっこいい。


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下三方地区。
この辺はさくらの里らしい。
先日家族で花札したばかりだったので看板にみょーに親近感が沸く。


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それと、もみじの里でもあるらしい。
というかそんな里なら全国各地にたくさんあるだろう、と一人で突っ込んでみた。
しかもベタな看板だし。。。


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蟇岩「どんびきいわ」
その名前にどんびいた。
由来は不明。
どんびきさんの墓石かな?

いよいよラストスパート。
この辺の坂はかなり強烈であった。


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かわいい水車&文殊杉。


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白口フィッシングセンター。

あまごを川に放流してもらい釣った分はお持ち帰りできるというシステム。


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あとこちらの釣堀。

釣った魚はグラム単位で買い取ることになる。
あまご、やまめ、にじますなどがはいっている。
貸し竿にイクラをつけたら誰でも簡単に釣れる。
釣った魚でバーベキュー&ビール。
たまらない。

何年か前にもともとの小屋が火事で焼けてしまって立て直したとのこと。

前はここのレストランで焼いてくれたり、焼いたものを売ってたりしていたが、ご主人テンションだだ下がりみたいである。
今はお持ち帰りのみとなっている。

今日は時間がないのでパス。
ホントはあまごを釣っておみやげにする予定だったのだが。。。


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あちこちに石で堰が作ってあり、そこに放流してもらうのである。


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福知渓谷休養センター。

やっと着いた・・・がちょっと遅かった。
こういう山荘のレストランはお昼すぎが休憩中となる。
14:00がランチタイムリミット。
着いたのは15:00。


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ほんとはこの景色を眺めながらやまめの塩焼きを食べる予定だった。
秋には紅葉が真っ赤に染まる。
近くの山荘も当たってもらったがどこもだめ。
料理人が休憩で家に帰っているのだから仕方がない。


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近くのかわいいつり橋で。


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「田辺聖子文学碑」


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途中、文殊の水と名づけられた湧き水を汲んで帰れるところがあった。
そこの水の冷たくておいしかったこと。


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おなかはすいたがやっぱり来てよかった。


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でももう限界だ。


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さー帰ろう。


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そう思ったとたん、お日様が顔を出す。


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結局「道の駅播磨いちのみや」まで戻り、キンキンに冷えたソーメンを。
すきっ腹にキーーーーンときた。
17:00の昼食。

この時期の降水確立50%というのは普段とは違う感じである。
まさに確立2分の1。
晴れか雨かのどちらかである。
当たるもはっけ、当たらぬもはっけ。

降るかなどうかなと思っている間に結局降らずに1日を無駄にしてみたり、
今回のように大丈夫だろうとたかをくくっているとこういうことになる。

どうやらこういう時に普段の行いの結果が出るようである。
夏モードに突入出来ないモンモンとした1日だった(笑)


夏は涼しく、秋は紅葉がきれいな福知渓谷。


結構穴場的存在なのだ。



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