岡山吹屋ツーリング with キャノンデールF7 [touring]
お世話になった高梁北中学校 原校長先生
8月1日ちゃり仲間と、岡山の北西に位置する備中吹屋にツーリングへ。
輪行組みの2人とは伯備線の備中川面駅で待ち合わせ。
私は車載で備中川面駅に車を置いて合流。
そこから輪行で井倉駅まで。
直前になって、ふと思った。車をとめるところはあるのだろうか?
調べてみると備中川面駅は無人駅。
近隣の駅に問い合わせたが一時駐車場はないとのこと。
これは困ったな~と、情報を集めようと真横にある高梁北中学校に電話した。
その学校の校長先生がなんと奇遇にもロードバイク乗りであり、お言葉に甘えて学校の駐車場にとめさせていただくことになった。
名刺をいただいた。
「天空の城 竹田城」の写真付き。
和菓子までいただいて。。。
校長先生お世話になりました。
本当にありがとうございました。
いつかまた必ず高梁に戻ってきます。
いよいよ当日。
兵庫県加古川市→播但道→山陽道(岡山)→岡山道(賀陽)→備中川面駅 AM7:00出発、AM9:00着。
さーいよいよ出発だ!
っと、いきなり工事中通行止めで高梁川沿いを迂回。
加古川は警報が出ているとの連絡がはいった。
しかしこちらは晴れ。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
やっぱり日ごろの行いか?
河原で遊ぶ子供たち。
水も冷たくて気持ちよさそうである。
校長先生も「ちょっときついよ」とおしゃっていたが・・・
ここまでの激坂とは・・・
登れど・・・
登れど・・・
なかなか・・・
頂上へ・・・
あか~ん。
これって峠越え?
まるで登山であった。
もうすこしで水もなくなる。
やっと峠を越え、下っていく。
当然下り途中の画像はないに等しい。
下りほど気持ちいいものはない。
止まるのはもったいない。
逆に上りの画像がやたらと多い。
上りながら写真を撮っているのではなく、写真を撮りながら、休憩しながら、合間合間に上っているといったほうがいいだろう。
ふーっ。
廃材置き場の中の自動販売機。
電源が入っているか・・・入っていた・・・助かった。
地元の人から情報収集。
おじいさんいわく「こっちをこう行って、こう行って・・・」といいながら地面の方向を指差していた。
いったいどんな角度なのだ?(笑)
ここで道は2つに分かれていた。
1つは大雨のため通行止めの谷伝いの道、もう1つはまた峠越え。
迷わず通行止めの谷伝いの道を選ぶことに。
進めなかったら戻ればいい。
ちゃりなら大丈夫というおじいさんの言葉を信じるしかない。
いざ突入!
これが大大大正解だったのである。
しかもゆるやかに下っている。
いったいここはどこなんだ。
この緑の空間はなんなんだ。
これから先はまさに洞窟探検さながら。。。
近くにたしか鍾乳洞もあったが、まさに異次元空間がそこにあった。
やがてぐるりを岩につつまれ・・・
ところどころの木漏れ日が道案内を・・・
これは夢か現実か・・・
いったいどこまで続くのか・・・
初めての体感。。。
その初体験の異次元空間から一気に外に飛び出した。
そこには現実が待っていた。
いきなりのゲリラ豪雨。
待っても待っても止みそうもない。
加古川の方はAM9:00には雨は上がっていたそうだ。
ここは「無明谷」という。
いっそのこと名もない谷にしてほしい。
誰も知らない、誰にも知られることのない、誰にも荒らされないように・・・
「無名谷」という名に。。。
無明谷最高!
時計を見るとPM4:00を回っていた。
見回したところ店も何もない。
お腹がすいた。
朝以降ほとんど何も食べていない。
校長先生にいただいた和菓子を1個ずつみんなで食べた。
元気が出てきた。
晴れ間も出てきた。
さーっ、時間もない。
めざせ吹屋って、また上り?
しかも、もやってきた。
小雨も降ってきた。
限界寸前、頂上にお食事所が。
PM5:00過ぎの昼食。
よくある台本だ。
先日、福知渓谷に行ったときもそうだったな~。
さーいよいよ、ここが目的地。
半日かけてたどり着いた・・・
「吹屋ふるさと村」である。
そしてここが「吹屋小学校」
現役の木造校舎として国内最古とされる吹屋小学校(県指定重要文化財)。
日暮れから午後9時まで年間通じてライトアップされているとのこと。
隣接する「ラ・フォーレ吹屋」
吹屋小学校をイメージして設計されたホテルである。
こんな高い位置になぜ学校が?
生徒がどんどん減っていくであろう小学校。
いつ廃校になるかもしれない・・・
たとえ廃校になっても建物は村のみんなが守ってくれるはずだ。
やさしい人々がいるこの村。
また雨が降ってきた。
軒下をお借りした。
着替えが終えるまでいろんな話をしてくれた。
「気をつけてかえりんしゃい」
”おかあさんも暑くなりますので、体に気をつけて!”
あとは備中川面駅まで下りのワインディングロードが延々と続く。
あたりはもう真っ暗で・・・
月明かりと、わずかなライトが照らす白線だけが頼り。
その真っ暗な中をみんなで狂ったように爆走した。
最高!
車載で帰宅途中、遅い夕食。
再度のすごいゲリラ豪雨が襲う。
前が見えない。
スピードを出せない。
播但道の花田ゲートで今朝払ったばかりの1,000円がカウントされた。
1日上限1,000円じゃないのか?
おーーーなんてことだ。
通過したのは8月2日AM00:01。
1分オーバーしていた。
雨さえ降らなければ・・・と思ったが、
今日「無明谷」を私どもで独り占め出来たのも、考えたら雨のおかげと言えばそうである。
両入口が閉鎖されていなかったら、あの狭い道に車が入ってくるのでとても危険であれだけの満足感は味わえなかったかもしれない。
雨、様様である。
谷貸しきり料1,000円と思えば安いものである。
最後に・・・
よい子は通行止めの谷に入ってはいけません。
私どもは悪い大人なんです。
突き当たったら戻ればいい、と言う考えは甘かったかもしれません。
実際、かぼちゃ大の石がゴロゴロしていたし、大きい石がたまたま頭に落ちてこなかっただけです。
あとよい子は暗い夜道を暴走してはいけません。
非常に危険です。
いわゆるランナーズハイというやつでそれを誰も止める者はいませんでした。
ほんとは普段はみんな大人しいんですよ(笑)
2009-08-02 15:39
コメント(9)
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早速写真を載せてくれてありがとうございます。また、高梁にお越しください。
by 高梁のサイクリング好きの校長 (2009-08-03 20:43)
本当に悩んでしまいますね。
今回の記事は山PさんとB.B.さんにお任せしようかな~
「しまなみ」もあるし、間にあうかな~
P.S.
「高梁のサイクリング好きの校長」、お会いできませんでしたが、先生から戴いた「葛餅」がどれ程有難かったか…
ご馳走様でした。
by charingo (2009-08-03 22:06)
高梁のサイクリング好きの校長様
あとで山Pさんから話しを聞いて私も是非、自転車やしまなみの話をお聞きしたかったと残念でした。気持ちのこもった葛餅が坂の連続で疲弊した体にしみわたりました。ほんとうにありがとうございました。
わたしのブログの方でも今回のツーリングについての記事を掲載していますので、よろしければご覧下さい。
by b.b.mk2 (2009-08-03 22:32)
なかなか味わい深いですね。山Pワールド炸裂ですね。特にモノクロの人が写ってる写真がいいですねえ。
by BB (2009-08-04 12:30)
高梁のサイクリング好きの校長さん
校長先生、いろいろとお世話になりありがとうございました。
また必ずや高梁を訪れる日があると思いますがその時もどうぞ宜しくお願い致します。
しまなみのことについてもっとお聞きしたかったのですが、御名刺のアドレスにご連絡してよろしいでしょうか?
日が迫っておりますのでもしだめなようでしたらあきらめます。
出来ればここだけは、というお勧めポイントだけでもここに書き込んでいただければ幸いです。
by 山P (2009-08-04 23:38)
charingoさん
どうもお疲れ様でした。楽しかったですね。また是非とも行きたい所です。
ブログは自分が書きたいことを書きたいように、記録として残しておけばいいんではないですか?
たとえば私が言われたように中身がない、薄いと言われようが・・・(笑)
charingoさんへのコメントは記事が最後まで書き終わったかな~と思った時点でコメント入れます。
by 山P (2009-08-04 23:47)
BBさん
ありがとうございます。
私が思ったことを思ったままアップしただけです。
画像だけでなくたまには私の解説にもコメントを下さいね(笑)
走りながらすでにブログのコメントが完成されている脚本家BBさんには
さすがにびっくりでした。
by 山P (2009-08-04 23:58)
山Pさん
冗談で言ってたコメントね、使ってませんよ(笑)
山Pさんの解説はリズム感があって読みやすいですね。冗談ではいろいろ言いましたが素晴らしいと思います。いつも楽しませてもらってます。
by b.b.mk2 (2009-08-05 21:57)
b.b.mk2さん
あと演出家b.b.mk2さん。
もう写真撮るときポーズは取りませんから(笑)やっぱ不自然だわ。
ありがとうございます。
by 山P (2009-08-11 13:28)