あしたのジョー 映画 感想 2回目の観覧!山下智久主演映画観覧後の余韻vol.6 [movie&TV]
最後に、「気づいたこと・思ったこと」。
ついつい原作と比較してしまうがそれは致し方ない。
それを書くときりがないので、ちょっとだけ書くことにする。
①ジョーの縄跳びのシーンが1回もなかった。
ボクシングのトレーニングには縄跳びは欠かせない。
なぜだ・・・なぜなんだジョー。
山下氏は縄跳びが苦手なんか?
それとも丹下ジムの天井が低すぎて縄跳び不可だったんかな(笑)
②力石が葉子にもらった1杯の水。
この時、実際伊勢谷氏は減量の真っ最中で、本当に水が欲しかったはずである。
まさにリアルなシーン。
超過酷なシーンであったのである。
③ジョーに思いを寄せる”のりちゃん”(林紀子)がいなーーーい。
これはうっかりしていた。
ジョーが出所後、世話になった食料品店の紀子が出てこなかった。
今回の流れで言えば、葉子の立場が一時ドヤ街に住んでいたという設定になっていたので
葉子と紀子の2人をリンクさせたのではないかと思う。
それはそれでよかったと思う。
④亡くなった力石に向かってジョーが何回も名前を連呼するシーン
山下氏は声を張り上げるとキーが高くなるので
「りきいしーーー」と1回叫んで
後は放心状態で黙ってうなだれて、表情や演技でショックを表現した方が
リアリティーが出たかもしれない。
⑤「あしたのジョー」と「あしたのジョー2」とするならばこの映画は
「あしたのジョー”3分の2”」である。
力石が亡くなった。
ジョーの本当の苦しみはそこからなのだ。
映画はグローブ(力石の魂)を預かり、1年後ドヤ街に帰ってきて
最後は力石の亡霊に向かってにこっと笑い、あすに立ち向かっていく・・・
一応まとまった終わり方をしているように思えたが・・・
「その1年間、ジョーはいったい何しとったんや???」とつっこみが入ってもおかしくない。
どうも最後の部分が雑と言えば雑だった。
いっそのこと、『ONE PIECE』(ワンピース)のルフィーじゃないけど
エースが亡くなって白目向いて気絶して・・・
それと同じように、ショックで廃人となり1年間療養し元気になってから戻ってくる。
そういうシーンを一瞬でもいいから入れないとジョーの1年間の時の流れというのが全くわからない。
残り”3分の1”がなければ「あしたのジョー」が完結したと言えない。
次から次へと試合を重ね、ドサまわりするたびに力石の亡霊に苦しめられるジョー。
リング上で嘔吐しまくるグロいシーン。
これは漫画やアニメで脳裏に焼き付いた。
しかし最後はその亡霊との戦いを克服しての「あしたのジョー」完結である。
映画の時間が限られているのはわかる。
しかしグローブをあちこちに持って行くんだったら
カットカットで時の流れを凝縮させてでも完結させて欲しかった。
そして泪橋を逆に渡って欲しかった。
万が一にも「あしたのジョー2」の実写化があるとしたら、この部分を飛ばしては
それこそジョーも力石も浮かばれない。
そこんとこお願いしますよ・・・「ヘヘッ」(リアルジョーの笑)
頼みますよ。。。「ヘヘッ」(リアルジョーの笑)
「気づいたこと・思ったこと」はこれくらいにしておこう。
2011-02-21 00:09
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