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「バルモビル」"走るクーラーボックス"所ジョージCMのクルージンクーラーの原型?モンキーMonkeyの先祖?歴史へと・・・ [bike/car]

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ヤフー画像より


keep9さんの博物館の紹介もファイナル。



私が最も釘付けになったのはこれだったのである。



「ヒラノ バルモビル ポータブルスクーター」





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コンパクト折りたたみオートバイは色々なタイプが開発されているが、

上記写真の物が商品化に成功した元祖「バルモビル」である。

バルモビルの語源はvalis(旅行用革かばん)とmobileの造語である。





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名古屋市にあったハタオリ機械の製造会社「平野製作所㈱」は各国の特許を買収して、

アメリカに輸出するバイクとして商談を進め1960年開発に成功し

「ヒラノバルモビル」PSA型として輸出販売を始めた。



発売価格245ドル(当時のレートで8万8千円)でしたが販売金の回収ができず経営難になり、

翌61年に国内販売用としてPSB型(価格4万9千円)を売り出しましたがこれもうまく行かず

経営に行き詰まり消滅してしまう。





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折りたたんで運べる50ccバイク。

1961年製造平野製作所。





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全長1265 全幅555 全高805 軸離885mm 車重45kg

2サイクル空冷単気筒49cc ボアXストローク41X37mm

圧縮比6.0 最大出力2.8PS―6900rpm タイヤ前後とも3.00-5





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まるでシートが走っているようなデザイン。

フロントサスは固定だがリヤサスはゴムを利用した立派なユニットスイングを採用している。





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車のトランクに載せるようコンパクト・軽量をめざしたため、操縦性は満足なものではないらしい。

しかし低速で足を着きながら乗るのが本来の使い方とのこと。

ノスタルジーかこがわ展にも展示されたようだ。





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ヤフー画像より



バルモビルが消滅した同じ年に生まれたのがこれ。

まさに生まれ変わり。



モンキーZ100(1961年)。



これぞ皆に愛される「モンキー」の”元祖の元祖”である。

樹脂製の白い三角タンクを装着した上の画像のそれが最初のモンキーだと認知されているのである。

モンキーZ100はホンダのレジャー施設の子供用の乗り物として開発されたとされているが、

実は先に外国のモーターショーで発表され輸出販売されていたようだ。

ベンリィC111のタンクが流用されたモデルが最初で、海外で輸出販売されたらしいが、

大人が運転するなど想定外の無理な使用をされたため故障が多く発生したようだ。

そこで輸出を中止し、国内に引き挙げたものをレジャー施設で使用した、という事らしい。





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ヤフー画像より


これは以前CMで使われていた走るクーラーボックス。

バッテリー式と混合ガソリン式がある。

遊び感覚でバルモビルに乗った気分になれる・・・かな?





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と、ま~~~こんな感じでちょこっと立ち寄った”keep9さんの博物館”で

これだけ楽しむことが出来た。



謝謝。



ペコリ。



あとkeep9さんには文鳥の「9ちゃん」と柴犬の「ハチ」がいる。

かわいかった。

写真撮らせてもらうのを忘れていた。





次の仲間が増えたら「なな」という名前をつけるとな・・・(笑)





keep9さん、楽しい時間をありがとうございました!!!










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