姫山人形 [my city]
”ピンポーン”
チャイムがなる。
B.B.さんだ。
手には大事そうに人形を抱えている。
それは先日B.B.さんとお邪魔したご近所の大先輩が彫った一刀彫の人形だった。
大先輩の家にお邪魔した時、年末実家に帰った話をした。
親父の13回忌の法事で久しぶりに帰郷したのだが・・・
お袋がたいそう弱りきっていて立ち上がれないほど足腰が細くなっていた。
お袋の趣味は”こけし”を集めることだった。
親父が仕事で全国を飛びまわっていた際にお土産で買ってきた”こけし”を大事に大事に集めていた。
大先輩にいただいたお地蔵さんの一刀彫はお袋に送らせていただく・・・という話をしておいとましたばかりだった。
少しでもこのお地蔵さんにご利益があるならばと・・・
なんかあるような気がする・・・
そう思ったのであった。
大先輩は私の連絡先がわからないので、この木彫りの人形をお袋にとB.B.さんに預けて下さったのだ。
しかも2体も。。。
この木彫りの人形は姫山(ひめやま)人形というらしい。
戦後「姫路にふさわしい、姫路の特産品を」という作成依頼を受け、彫刻家・佐野信雄氏が考案したものだそうだ。
材料はヒノキを使用して20種類ほどあるノミを使いわけ何日もかけて掘っていくという。
この人形はおかっぱ頭の童女の形をした愛らしい木彫りの人形で白木の木目が生かされていて
ふくよかで愛くるしい表情をしているのが特徴だそうだ。
これまでこのような木彫りの人形を、またその表情を、食い入るように見て深く感動したことはない。
なんとやさしい顔をしているのだ。
なんとも暖かくて柔らかいのだ。
この人形もお袋に送ってやろう。
この人形を見て、さわってお袋が少しでも元気になってくれたら・・・
いや、きっと元気になるはずだ。。。
私の周りにはこんな心優しい方々が住んでいる。
何のもめごともなく普通に生活出来るだけでも幸せだが、
それは当たり前のことではない。
それを当たり前だと思ってはいけない。
ましてや私の周りには心優しい方々が住んでいる。
何とも幸せなことか。
あらためてそう思った。
あらためて感謝したい。
大先輩、誠に誠にありがとうございました。
B.B.さんありがとう!
2012-01-13 23:50
コメント(10)
「最高の人生の終わり方」山下智久 前田敦子(AKB48) ドラマ視聴率 山崎努は亡霊 [tomohisa yamashita]
ヤマピー主演のドラマが始まった。
初回視聴率は15.3%!
普通に登場している山崎努は実は亡霊の設定である・・・
といううわさがチラホラと。
よくよく見るとそのように匂わせるシーンが結構ある。
これからが楽しみだ。
番宣も見ていたが、5人の中の人見知りの3人はそれなりに一生懸命盛り上げようとしていた。
しかし残念なことに一番のベテランさんは寄ってない感じ・・・
ベテランといってもまだまだ若いんだが。
その場の雰囲気はしらけてしまう。
そういうのって結構ドラマの中にも自然と出てしまうし、視聴率にも影響する。
みんなの足を引っ張らんで下さいよ!
以前、映画「最高の人生の見つけ方」を見た。
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演、ロブ・ライナー監督作品。
病院で出会った2人には何の共通点もなかった。
ところが、共に余命半年の末期ガンであることが判明した。
死ぬ前にやっておきたいことをメモしたリストを見つけた一人が
相方にリストの実行を持ちかける。
・・・「スカイダイビングをする」、「マスタングを乗り回す」、「ライオン狩りをする」、「世界一の美女にキスをする」・・・。
こうして、病院を飛び出した二人の生涯最後の冒険旅行が始まる。
ひとつまたひとつとリストを埋めていく中で、二人は生きる上で直面する様々な疑問に取り組むことになる。
やがて、二人は気づかないうちに生涯の友になっていくのだった……。
山P主演ドラマ「最高の人生の終わり方」とは全く異なる内容の映画だが
人生とはいったいなんなのか、心に響くような内容のドラマであることを期待している。
2012-01-12 20:29
かわいいかわいいお地蔵さん [my city]
町内で餅つき大会があった。
そこで話がはずみ、B.B.さんといっしょに大先輩のご自宅へ一刀彫を見にお邪魔することに・・・
B.B.さんは以前の記事でカエルを紹介している。
http://bb-side.blog.so-net.ne.jp/2011-01-10#more
これはいただいたお地蔵さんの一刀彫。
細部にわたる技、表情・・・
まさかまさかここまですごいとは露知らず。。。
気が付いたら2時間あっという間に経っていた。
趣味でやっておられるという事で軽い気持ちでお邪魔したが・・・
度肝を抜かれてしまった。
そこにならんでいたのはまさに匠の技と言っても過言ではない。
趣味の域を越えていた。
これも頂き物の「かえる」。
ブジニカエル
この曲線美がたまらない。
「姫路城」
大先輩は大阪や姫路に足を運び日々匠の技を習得してきた。
大先輩はそのかなり名の知れたお師匠さんから10年に一人の逸材として太鼓判を押された方だったのだ。
「仏像」
恐れ多いことである。
「仏像」
”ちょっとやってみようかな~”
なんて。
無理!!!
「仏像」
こんな表情・・・彫れるわけ無い。
"迷たらGOや!"
の教訓も教えてもらった。
冗談でB.B.さんが
「車で皆で走ってて黄色信号になったので”迷たらGOや!”」
ってそんな時に引用した話。
爆笑!!!
「お面」
このたびあと二つの教訓を教えてもらった。
”短いパットは入らない”
ゴルフもなさる大先輩。
「何事も慎重になりすぎず思い切ってチャレンジしろ」
という言葉を、ゴルフとは関係ない実体験を交えて話して下さった。
”選択肢が二つある時は難しい方を選択せよ”
「人間ついつい楽な方へ無難な方へ流れがちだがいつでも向上心というものを持て」
というお言葉。
これは私の勝手な想像だがこのご趣味の一刀彫を続けておられる際も、
そこそこの作品で満足しておこうか・・・
それとも手の込んだ仏像を彫ってみようか・・・
そいうい分岐点というものがあったと思う。
そこで大先輩は一歩踏み込んで仏像を彫ることにしたのではないか・・・
いやいや、私が思っているよりもっと大きなことなのだろう。
きっとこれまでの人生の中で経験してきた実体験が凝縮された教訓なのだと思う。
「ひょっとことおたふくの面」
まだまだ写真に撮りきれないほどの作品を見せていただいた。
ほんとにほんとうにありがとうございました。
また是非とも機会ありましたらご教授下さい。
それと奥様が大先輩の先輩、彫り物、日本画、書道の達人とは・・・
これまた恐れ入りました(笑)
2012-01-09 02:09
コメント(12)
鹿児島ツーリング・ポタ 「あいがとしゃげもしたーまたくっどー!」 新幹線さくら surlyサーリー自転車 輪行 [touring]
R4D-6(多用機)
さー兵庫へ帰るとしよう。
その前に鹿屋を散策。
出来て間もない「かのやバラ園」
東京ドーム程の広さで結構力が入っているようだ。
「信愛幼稚園」
きれいになっている。
「西原小学校」
門松が飾られていた。
学校ではめずらしい風景。
校舎も昔のまんまだ。
「第一鹿屋中学校」
俳優の哀川翔氏や女優の国生さゆりさんの出身校。
数年前、新校舎に建て替えられた。
「鹿屋高等学校」
全然変っていない。
9012(連絡機)。
「鹿屋航空基地資料館」
いろんな飛行機が展示されている。
SNJ(練習機)。
海軍鹿屋航空基地の歴史がぎっしり詰まっている。
R4D-6(多用機)。
屋外に12,3機の飛行機やヘリが展示されている。
資料館の中には零戦が。
貴重な資料館である。
さーーー鹿児島で食べる最後のラーメン。
お食事処「金平」
ここのラーメンがおいしいらしい。
以前「一番食堂」のラーメンを食べたことがあるが、
最高においしかった。
最高に臭かった。
これぞ”さつまラーメン”って感じだった。
豚骨臭ビンビンのものこそがいわゆる”さつまラーメン””鹿児島ラーメン”と思っている。
上品ではいけないのだ。
ここも大根の漬物が付いてきた。
「一番食堂」のようにスープは白濁している。
お味は・・・
臭くない。
甘い。
上品なラーメン。
うまい。
くせになりそうである。
これはこれでありである。
いろんなメニューのあるごくごく普通のお食事処だが、このラーメンは絶品であった。
お土産屋を物色する。
落花生はシラス台地の鹿屋の名産。
白砂糖や黒砂糖をまぶしたお菓子。
私は生の落花生を塩茹でするのが好きである。
一度ご賞味あれ。
海軍伝統の味を今に再現。
鹿児島きもつき黒毛和牛タップリのカレー。
壷漬け。
は、多々あれど・・・
以下は自分用に購入した物。
本場、山川町(現・指宿市)付近で作られている山川(やまがわ)漬けを選ぶ。
これこそが
”THE 壷づけ”である。
黒豚みそ。
鹿児島伝統の味。
おばあちゃんの味。
豚肉を味噌であえる。
あつあつのご飯にはもちろん、おにぎりの具やお茶漬けにしても美味しい。
保存食としても重宝がられている。
箸一つまみでご飯一杯いける。
炭火焼き豚。
曽於市の「ナンチク」こと[南九州畜産興業]が販売している、
黒豚を炭火だけで焼き上げる。
ここのじゃないとだめ。
他とは味が違う。
肉も分厚い一口大の肉だがこれが柔らかい。
以前は地鶏の炭火焼がマイブームだったが
硬すぎて何度アゴがはずれそうになったことか。。。
かつおの塩辛。
かつおの内臓の塩漬け。
どんだけ臭いか。
初めての人からするとびっくりするほどまずい・・・はずだ。
イカの塩辛はおいしいと思うが、こんな下手物はなかなかない。
でもそれがやめられない。
箸ひとつまみでご飯一杯はいける。
垂水のフェリー乗り場に着いた。
帰路は錦港湾フェリーを利用する。
この船の中で食べれる”うどん”がうまいのである。
どんだけ体があったまるか。。。
この日も噴火している桜島。
北風が強いのがわかる。
そのエネルギーを何かに利用できないものか???
帰路も”さくら”で。
最後尾の座席と壁の隙間に自転車を立てかけて帰ってきた。
今回の移動距離、こんな感じである。
往復だから日本縦断に近い距離を移動している。
狭いようで広い日本。
まだまだ行きたい所はたくさんある。
行かなきゃ損、損、・・・である。
ということで・・・
以上、佐多岬を目指す鹿児島の旅であった。
最後に県民を代表して鹿児島”おはら節”の歌詞を・・・
1.花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島 (ハ ヨイヨイ ヨヨササ)
(普通は1番しか知らない・・・がなんと12番まであったとは・・・知らなかった・・・)
2.雨の降らんのに 草牟田川濁る 伊敷原良の オハラハー 化粧の水
3.見えた見えたよ 松原越しに 丸に十の字の オハラハー 帆が見えた
4.おけさ働け 来年(でねん)の春は とのじょ持たせる オハラハー よか青年(にせ)を
5.伊敷原良の 巻揚(まきゃげ)の髪を 髪を結うたなら オハラハー なおよかろ
6.雨の降る夜は おじゃんなと言うたに 濡れておじゃれば オハラハー なお可愛い
7.桜島には 霞がかかる 私ゃ貴方(おはん)に オハラハー 気がかかる
8.この地去っても 夢路に通う 磯の浜風 オハラハー 桜島
9.抱いて寝もせず 暇もくれず つなぎ船かよ オハラハー わしが身は
10.月のちょっと出を 夜明けと思うて 主を帰して オハラハー 気にかかる
11.薩摩西郷さんは 世界の偉人 国のためなら オハラハー 死ぬと言うた
12.可愛いがられて 寝た夜もござる 泣いて明かした オハラハー 夜もござる
ハ ヨイヨイ ヨヨササ
”ヨヨササ”の詩の部分はみーんな”ヨーィヤサッ”って歌っている。
それでは実際歌ってみることに・・・
♪花はー霧島ーたば~こ~は~~国分~~~
燃えて上がるはーオハーラハー桜島~~~
ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ
ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ
ハッ ヨーイヨーイ ヨーィヤサッ♪ っと
♪チャンカチャンカ チャンカチャンカ スッチャチャンカ チャンカチャンカ♪
♪チャンカチャンカ チャンカチャンカ スッチャチャンカ チャンカチャンカ♪・・・(笑)
かごんま さいこーーー!!!
あいがとしゃげもしたーーー!!!
2012-01-05 23:00
コメント(10)
鹿児島ツーリング・ポタ 「佐多岬へ」 新幹線さくら 自転車 輪行 [touring]
記事を最後までご覧いただいた方は、
最後にも同じものが貼ってありますのでそちらの方から進んで下さい。
ミステリーツアーの方はこちらへ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://kokundesdes.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-2
佐多岬は御崎神社。
紅白のなんともおめでたい縁結びの神社である。
冬の一日、南国のここちよい日差しの中
九州本土の最南端の「佐多岬」をめざす。
2012年は辰年。
日本の地形は”タツノオトシゴ”に似ている。
とてもバランスのいいきれいな形をしていると思う。
鹿児島も特徴的な形をしている。
絵に描けと言われたらなんとなく書くことが出来る。
北海道もなんとなく書ける。
でも東京は?大阪は?兵庫は?
形すら思い浮かべられないし。。
地図を見る機会が多かったか、少なかったか
意識していたか、していなかったかの違いだと思うのだが。。。
そんなことはどうでもいい。
辰年ついで、鹿児島ついでに。。。
京都の天の橋立の昇り竜ではないが・・・
鹿児島県の地図をくるっと逆さにしてみると・・・
右に”大きい竜の上半身”、左は”小さい竜”に見えてしまう。
”おかあさん竜”が”赤ちゃん竜”を抱き上げ
高い高いしているように見えるのは私だけだろうか???
山Pちん100形!決定!^^
佐多岬(さたみさき)は四国最西端の佐田岬(さだみさき)とは漢字と読み共に異なっている。
日本一周などの際に避けては通れない場所。
出発点になり、到着点にもなる。
二股になった大隈半島の西側の海岸線を走るので薩摩半島南部の開聞岳を眺めながら走ることになる。
遠くに見えるのが開聞岳。
この形が薩摩富士といわれるゆえんである。
冬の南国のやわらかい陽射し。
南国の空気。
大きなガジュマルの木が点在する。
休憩スポットには最適である。
さー目的地へ向かうとしよう。
かなりのアップダウン。
幾度か繰り返す。
途中、北緯31度線を横切った。
2台の自転車とすれちがった。
1台はロード。
もう1台は荷物をはみでんばかりに積み込んだツーリングバイク。
その顔は片や達成感に満ちていた。
その顔は片や冒険心に満ちていた。
ここは到着点ともなり・・・
ここは出発点にもなる。。。
やっとのことで岬の駐車場に到着。
迎えてくれたのは大きな大きなガジュマルの木。
そこはまるでおとぎの国のような・・・
すっぽり包み込まれてしまいそうな・・・
垂れ下がった根もまるで三つ編でも結ったかのように(っていたずらかよっ^^)
ここからは押し歩き。
トンネルを抜けると・・・小説のあれではなく・・・
そこはまさに亜熱帯。
ここは私の知るところの日本ではない。
ジャングルの中に・・・
御崎神社が。
ここで数々の男女が幸せを願う。
なるべく下は見ないように・・・(腰がひける)
やっと着いた。
やっと来た。
やっと立てた!!!
くーーーっ。
言葉も無い。。。
この灯台は「日本の灯台50選」に選ばれている。
展望台をこんな所にどうやって建てたのか?
バイクも自分も吹き飛ばされそうな強い風。
展望台からは屋久島が見える。
種子島も望める。
この青い海の中にグレ(メジナ)は何匹いるのだろう?
潜ったろかっ(笑)
あの灯台の下にテントを張って、何日も釣りをしたい。
気にはなっていたこの実。
数え切れないほどころがっている。
なんともかわいい3cm程の大きさのキウイーフルーツ?であった。
コロコロコロコロ空から降ってくる。
よくよく見ると猿がこっちに向かって投げている。
1匹や2匹ではない。
10匹程の家族がそこにいた。
どうやら食事の時間を邪魔したようだ。
岬の近くには海中散歩できる”さたでい号”が。
「Saturday号」→「佐多やで~号」。。。
(こんな気の利いたギャグは、私には思いつかない。役場の人だ。看板に書いてあったのだ。失笑)
この辺の堤防を大きなエンゼルフィッシュが気持ちよさそうに泳いでいた、夏の頃を思い出す。
堤防から手に取れる様に、目の前に何匹も見えるのだ。
私はここでプロポーズしたのだ。
日も傾いてきた。
鹿屋へ戻ろう。
私にとっていろんな思いが詰まったこの「佐多岬」
普通ではなかなか来る機会の無い「佐多岬」
ましてや自転車で来るなんて。
しかも大事な大事なサーリーで来れるなんて。
今しかない、と思った。
出来るときに、と思った。
やりたいことをやりたい時に実現できるって、
なんとすばらしいことか。
なんと贅沢なことか。
あらためて感謝・感謝して。。。
さーーー”だいやめ”するぞーーー!!!
旅は終わったわけじゃない。。。
まだ兵庫への帰路が残っているというのに・・・
ほどほどに・・・ほどほどに・・・・
って飲みすぎやろっ(笑)
ミステリーツアーの方はこちらへ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://kokundesdes.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-2
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佐多岬は御崎神社。
紅白のなんともおめでたい縁結びの神社である。
冬の一日、南国のここちよい日差しの中
九州本土の最南端の「佐多岬」をめざす。
2012年は辰年。
日本の地形は”タツノオトシゴ”に似ている。
とてもバランスのいいきれいな形をしていると思う。
鹿児島も特徴的な形をしている。
絵に描けと言われたらなんとなく書くことが出来る。
北海道もなんとなく書ける。
でも東京は?大阪は?兵庫は?
形すら思い浮かべられないし。。
地図を見る機会が多かったか、少なかったか
意識していたか、していなかったかの違いだと思うのだが。。。
そんなことはどうでもいい。
辰年ついで、鹿児島ついでに。。。
京都の天の橋立の昇り竜ではないが・・・
鹿児島県の地図をくるっと逆さにしてみると・・・
右に”大きい竜の上半身”、左は”小さい竜”に見えてしまう。
”おかあさん竜”が”赤ちゃん竜”を抱き上げ
高い高いしているように見えるのは私だけだろうか???
山Pちん100形!決定!^^
佐多岬(さたみさき)は四国最西端の佐田岬(さだみさき)とは漢字と読み共に異なっている。
日本一周などの際に避けては通れない場所。
出発点になり、到着点にもなる。
二股になった大隈半島の西側の海岸線を走るので薩摩半島南部の開聞岳を眺めながら走ることになる。
遠くに見えるのが開聞岳。
この形が薩摩富士といわれるゆえんである。
冬の南国のやわらかい陽射し。
南国の空気。
大きなガジュマルの木が点在する。
休憩スポットには最適である。
さー目的地へ向かうとしよう。
かなりのアップダウン。
幾度か繰り返す。
途中、北緯31度線を横切った。
2台の自転車とすれちがった。
1台はロード。
もう1台は荷物をはみでんばかりに積み込んだツーリングバイク。
その顔は片や達成感に満ちていた。
その顔は片や冒険心に満ちていた。
ここは到着点ともなり・・・
ここは出発点にもなる。。。
やっとのことで岬の駐車場に到着。
迎えてくれたのは大きな大きなガジュマルの木。
そこはまるでおとぎの国のような・・・
すっぽり包み込まれてしまいそうな・・・
垂れ下がった根もまるで三つ編でも結ったかのように(っていたずらかよっ^^)
ここからは押し歩き。
トンネルを抜けると・・・小説のあれではなく・・・
そこはまさに亜熱帯。
ここは私の知るところの日本ではない。
ジャングルの中に・・・
御崎神社が。
ここで数々の男女が幸せを願う。
なるべく下は見ないように・・・(腰がひける)
やっと着いた。
やっと来た。
やっと立てた!!!
くーーーっ。
言葉も無い。。。
この灯台は「日本の灯台50選」に選ばれている。
展望台をこんな所にどうやって建てたのか?
バイクも自分も吹き飛ばされそうな強い風。
展望台からは屋久島が見える。
種子島も望める。
この青い海の中にグレ(メジナ)は何匹いるのだろう?
潜ったろかっ(笑)
あの灯台の下にテントを張って、何日も釣りをしたい。
気にはなっていたこの実。
数え切れないほどころがっている。
なんともかわいい3cm程の大きさのキウイーフルーツ?であった。
コロコロコロコロ空から降ってくる。
よくよく見ると猿がこっちに向かって投げている。
1匹や2匹ではない。
10匹程の家族がそこにいた。
どうやら食事の時間を邪魔したようだ。
岬の近くには海中散歩できる”さたでい号”が。
「Saturday号」→「佐多やで~号」。。。
(こんな気の利いたギャグは、私には思いつかない。役場の人だ。看板に書いてあったのだ。失笑)
この辺の堤防を大きなエンゼルフィッシュが気持ちよさそうに泳いでいた、夏の頃を思い出す。
堤防から手に取れる様に、目の前に何匹も見えるのだ。
私はここでプロポーズしたのだ。
日も傾いてきた。
鹿屋へ戻ろう。
私にとっていろんな思いが詰まったこの「佐多岬」
普通ではなかなか来る機会の無い「佐多岬」
ましてや自転車で来るなんて。
しかも大事な大事なサーリーで来れるなんて。
今しかない、と思った。
出来るときに、と思った。
やりたいことをやりたい時に実現できるって、
なんとすばらしいことか。
なんと贅沢なことか。
あらためて感謝・感謝して。。。
さーーー”だいやめ”するぞーーー!!!
旅は終わったわけじゃない。。。
まだ兵庫への帰路が残っているというのに・・・
ほどほどに・・・ほどほどに・・・・
って飲みすぎやろっ(笑)
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