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2013年公開予定映画「夏の終り」兵庫県ロケは加古川はニッケ社宅にて 神戸新聞より  [my city]

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昭和の雰囲気を色濃く残す加古川市加古川町本町の日本毛織(ニッケ)社宅かいわいで、映画の撮影が相次いでいる。5月に舞台美術家妹尾(せのお)河童(かっぱ)さん原作、水谷豊さん主演の「少年H」(来年夏公開)で使われたのに続き、6月は作家瀬戸内寂聴さん原作、満島ひかりさん主演の「夏の終(おわ)り」の主要ロケ地になった。板塀の木造住宅と、未舗装の路地が広がる“舞台”は、映画関係者に魅力的に映るようだ。

ニッケ社宅は明治末期から昭和初期にかけて整備された木造建築群。2007年に作家野坂昭如さんの小説を映画化した「火垂(ほた)るの墓」が撮影されたほか、11年にはNHKや民放のテレビドラマのロケがあった。県内に映画製作を誘致・支援する「ひょうごロケ支援Net」の担当者は「『雰囲気が良い』『撮影がやりやすい』といった評判は、製作関係者の間で広がりやすい」と話す。

「夏の終り」は6月5~26日に撮影。映画の舞台は東京だが、昭和30年代の情景を再現するためニッケ社宅が撮影地に選ばれた。満島さんや小林薫さん、綾野剛さんら出演者とスタッフ総勢40人が訪れ、期間の半分以上をここでの撮影に費やした。神戸や姫路、洲本でも撮影があり「オール兵庫ロケ」の作品となる。

今も社宅で暮らす人がおり、観光地としてのアピールはしにくいが、加古川観光協会は「まちのPRにつなげていきたい」と期待する。日本毛織加古川事務所の金古博史所長(55)は「社員や近所の人がエキストラで出演したこともあった。地域貢献につながるなら、これからも協力していきたい」と話す。

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