祝!教授就任 [everyday]
ひとつ上の先輩が大学教授に就任した。
皆でお祝いした。
お返しが届いた。
それはかわいい夫婦茶碗。
う・れ・し・か・っ・た。
二十歳過ぎの遊びたい盛りのころ研究室にこもっていた。
悲しいかな、こもらないと卒業できないのである。
その研究は朝方までかかることも日常茶飯事。
当時は自分はいったい何の研究をしているのか把握すらできていなかった。
把握できていないということは裏を返せば把握してもらっては困るという意味でもあった。
毎日毎日寒天培地で細胞を培養させ、その細胞を遠心分離機にかけた後、電気泳導にかけ、時間とともに変化する帯の長さを計測していた。
継ぎはぎだらけの努力が最後は一つにつながり奇跡を成し遂げる。
まさに”おーしまさんの世界縦断”といっしょだな!
先輩とはクラブもいっしょだった。
毎年、同窓会がある。
メールでもやり取りしている。
年賀状も届く。
おごることなく、欲がなく、とても謙虚で、やさしいやさしい先輩だった。
送ってもらった論文も手元にある。
地味な地味な超超地味な、しかも30年程前の努力が今になって日の目を見る。
その論文にはしっかりと私の名前も刻んであった。(嬉・涙)
2010-06-28 22:39
コメント(4)
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地道な努力が実ってほんと
良かったですね☆
by hayazou2002 (2010-06-29 21:24)
ヤマピーさん こんばんは
一歩一歩の積み重ねが実を結んだんですね。
とても良い話ありがとうございました。
by Fuel (2010-06-29 21:38)
hayazou2002さん
文系の学生を横目に地味~な青春の時間を過ごしていた。。。
この喜びは何物にも代えられませんよ!!!
by ヤマピー (2010-06-30 21:37)
Fuelさん
実際自分のやってたことって全体のホンの一部に過ぎないのですが
ホントうれしかったです。
これって社会の中における一人の人間と同じことですよね。
一人の人間がやれることは小さい小さいこと。
でもそれは世の中の歯車の1つとなっているんですよね!
by ヤマピー (2010-06-30 21:48)