笑福亭銀瓶in加古川ホッターズ:寄席 「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」銀瓶人語 [entertainment]
かこがわ寺家町亭vol.4
加古川市寺家町商店街の中の昭和レトロな集合店舗「ホッターズ」。
駄菓子屋、喫茶店、軽食店、雑貨店etc...
その古民家の2階で2ヶ月に1回寄席がある。
6畳間を3部屋開放しそこにギシギシ70人の客。
エアコンがないのでとにかく暑い。
これで4回目ということで口コミで拡がり初の13:00~と16:00~の2部公演。
私は16:00に落語会デビューした。
お察しとは思うがデビューと言ってもいわゆる若奥さんの公園デビューと同じ意味で
ただ落語を聞きに行ったというだけである。
特に落語が好きという訳でもない。
どちらかというと苦手な方かもしれない。
ましてやこのような寄席に出向くなんぞ初めてのことなので多少不安もあった。
何か客は客なりのマナーなんかあるのだろうか。
客同士のしきたりなんぞあるのだろうか。
会場に入ったとたんその不安はなくなった。
ただのその辺のおじちゃん、おばちゃんの井戸端会議の延長みたいな和やかな雰囲気の中公演は始まった。
笑福亭銀瓶さん 「おべんちゃら」
笑福亭喬若さん 「なまいきなガキ」
再度 笑福亭銀瓶さん 「浄瑠璃」
(演題不明、私の勝手な想像)
天井に近いほど熱気がこもる中、その天井に頭が付かんばかりの高座で、
しかも暑い暑い裸電球を目の前によくあれだけしゃべれるな~とそれだけでも感動した。
2時間あっという間で久しぶり腹の底から笑わせてもらった。
ところで好きでもない落語に何故行ったか?
MBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」を聞いている。
コンちゃんの世の中に対しての”これはおかしいやろう!”という激辛コメントに共感することが多々ある。
これぞまさに”言葉の一人格闘技”である。
この番組のゲストとして毎週金曜日に出演しているのが笑福亭銀瓶さんなのだ。
笑福亭鶴瓶さんのお弟子さんである。
銀瓶さんのほんわかした感じとつっ込みきついコンちゃんのやりとりがこれまたとにかく絶妙なのである。
毎週楽しみで仕方がない。
銀瓶さんの日常を語るコラム「銀瓶人語」
これには毎回壷にはまってしまう。
その銀瓶さんが2ヶ月に1回加古川に来ているということは知っていたがなかなか出向けず、
今回やっと念願かなって落語会デビューした次第である。
先程ネット検索し「銀瓶人語」を文章で読んでみたがあらためて読んでみるとごくごく普通のありきたりのものである。
しかし同じ文をどのように読み上げるかで聞いてる人に与える印象がどれだけ違うか?
それはやはりプロのなせる業であるということを実感したのであった。
2009-05-30 22:39
コメント(4)
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新聞にも載ってたらしいですね。
銀瓶さん ・・・ つるべさんのお弟子さんですね。
by b.b.mk2 (2009-05-30 22:56)
てっきり、高座で喋るのかと思ってしまいました。
でも、「ホッターズ」で寄席をしていたとは、全然知りませんでした。
by charingo (2009-05-31 18:34)
b.b.mk2さん
おっしゃるとおりです。
この人の語り口調が誰かに似ている。
以前テレビによく出ていたような。
たけしといっしょだったか、さんまといっしょだったか・・・
ちょっと年配で味のある落語家さんだったと思うのですが。
それがどうしても思い出せないんです。
by 山P (2009-05-31 21:33)
charingoさん
思わせぶりでペコリです。
職場近辺の板宿商店街は活気を取り戻してきております。
後継者がいなければ貸店舗にして、新しいお店が次々と入れ替わり立ち代り。
加古川商店街は夏祭り以外普段は全く活気というものを感じません。
地元の人間ではないので昔のことは知りませんし、
今後どうなろうと私の知ったことではありませんが
いろんな意味で「ホッターズ」のようにお年をめされても新しいことにチャレンジしていくという代表の方の精神には感慨深いものを感じます。
by 山P (2009-05-31 21:44)